新型コロナの新薬である塩野義製薬ゾコーバ、緊急承認見送りが決定

その結果は、結論から言えば

承認見送り、

となりました。

これで、もう日本国内で承認される目がなくなりました。

なぜなら、オミクロンも来週を境に下がっていくであろうから。

これでまた日本での新薬が作りにくくなることになりました。

そもそも、緊急承認ってなんだったんだろうって話になってきますね。

もうこうなると、海外の薬を承認するためのもの、としか思えないですね。

日本企業が作る新薬は、逆輸入でしか承認がありえなくなった

海外での効果を、日本で検証することなく承認させるもの、という法律ですね。

記入時にはもう日本では開発できなということになりますね。

そうしましょう。

これでますます日本の空洞化が進むものと思いますが。

海外の法律がどうなっているかわかりませんが、現地法人、歯科ダメとなると、実質「日本企業」が作ることは不可、となります。

うーん、どうするんだろう。

医者にはべたべたなのに、薬には厳しいんですね。

保身と利権の塊か。

そんな陰謀論はだめとかいう人がいますが、まぁ、現実ありうることだと思います。

こうなったら、

緊急承認制度は意味がなく、第三相の治験を「普通に」やるしかない

ですね。

そう。普通に、やるしか。

重要なのはこれからの新型コロナ収束のシナリオをどうするか

BA5にもウイルスの抑制効果がみとめられたというデータが提出されました。

ただし、以前の審議で非承認となった「12の症状の改善がみられない」というとろについての発表は行われていませんでしんたので、そこが非常に気になっていたわけですが。

問題は、これからコロナをどう扱っていくか、ということです。

前回の記事

BA5のほんとの感染力や毒性を考える

でも書きましたが、現在明らかに過剰な対応である感染症2類に分類されているのを、

どういう理由付けでもって5類に落とせるのか、というところ。

塩野義製薬のコロナ新薬がゲームチェンジャーの可能性だった?

今回の結果をもって、

どういう理由をもって、インフルエンザと同じように5類におとせるのだろうか。

ちょっと、日本の経済がかなり不安になります。

これで当面、5類への道が閉ざされますし、それによって断念することが多く出るものと思われます。
実動はなーなーでごまかせても、対外的には動けない、縛りがおおすぎる、ということです。

医療関係者やソーシャルワーカーも、このまま影響を受け続けますね。

医療ひっ迫や人手不足を招いているのは誰だ、って話ですよ。

そもそも、2類でも、濃厚接触者の就業規制などというものはないはずですが?

そのあたりもこの際しっかりしといてもらいたいですが。

まっちゃんも

濃厚接触者になってもうて、いかれへんのよ

ってのありましたが、別にそんな法律ありませんからね?

現状、新型コロナの規制はどうなっている?

感染症分類を明確化へ 長期化に備えて法改正<新型コロナ>:東京新聞 TOKYO Web (tokyo-np.co.jp)

こちらに現状の規制が書いてあります。

何が規制されるかといえば

  • 外出の自粛要請(1、2類にもない)
  • 入院勧告
  • 就業制限
  • 無症状者への適用(2類にはなし)
  • 交通制限(2類にはなし)

という状況です。

実は2類でもない

正確には、今は2類ではない状態で、新型インフルエンザ特措法を改正して、いわゆる、新型コロナ対応の特措法となっています。

で、2類から5類へというはなしもありますが、そもそも2類だったらこんなに厳しくないっていう。

無症状者への制限の適用は感染症分類1類相当

どちらかというと、実は1類に近い扱いです。

無症状者への規制は2類にはありません

なので、新型インフルエンザ特措法の改訂版での運用になっていますが、

この感染症法については2年間という縛りがあって、2022年の1月に期限切れのため見直しが必要、

というのを聞いたことがあるのですが、調べたけどわかりませんでした。

いずれにしても、無能なことに2年以上も何もできていないことになる!

わけですね。岸田さん。

一番の問題点である濃厚接触者の規定

で、一番問題となっている、5類に落とせって言っているもっともな原因が、この濃厚接触者の規定。

で、2類にしろどこの縛りでしょう。

で、その法律ってなんだ?っていうのを調べてみると、

下記、厚労省からの事務連絡ですが

【事務連絡】医療従事者である濃厚接触者に対する外出自粛要請への対応

現行、濃厚接触者については、感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関す
る法律(平成 10 年法律第 114 号)第 44 条の3第1項の規定に基づく新型コロナウイ
ルス感染症の感染の防止に必要な協力の求め(以下「外出自粛要請」という。)として
不要不急の外出はできる限り控え、やむを得ず移動する際にも、公共交通機関の利用
を避けることを御願いしている1。

実際には法律では規定されてなくて、「お願い」になっています。

下記、産業医さんの記した内容になりますが、

社員が濃厚接触者になった場合の対応 – フェミナス産業医事務所 – 女性産業医 東京都 千代田区 (feminus-sangyoi.com)

<社員が濃厚接触者と判断された場合>
保健所から 14 日間の健康観察が求められますが、濃厚接触者は必ずしも自宅待機の対象ではありません。
ただし、各職場の状況や考えに基づいて、「社員が濃厚接触者になった場合には、14日間の在宅勤務あるいは自宅待機」としているところが多くなっています。産業医としても社員が濃厚接触者となった場合には、周囲への感染拡大を防止する目的と本人への安全健康配慮として「14日間の在宅勤務あるいは自宅待機」を推奨します。

お願いなんでね。

感染症法にもないのももっともです。

が、この「お願い」が現実にはものすごく重い。

単なるお願いですが、テレビタレントを見ばわかりますが、出てこれるわけがない!

コロナ感染者の濃厚接触は法律的には制限はされてません

それはBtoB、いや、むしろBtoCの立場の方が無視できない。

おそらく、テレビタレントが毎回「濃厚接触者になったから出演できません」なんていえば、

視聴者はそれが

「罰則はないけど、法律的にそうなっている」

と思っているでしょう。

このルールがある限りは、企業は、信用が必要な人たちは動くことができない!

ということになります。

濃厚接触者の隔離をいいかげんやめてくれ!コソーバ非承認でなくしたきっかけ

なんどもいいますが、これ。

一番企業がこまっているのが、これ。

現状、実際の運用として濃厚接触者の扱いはだいぶ緩くなっていますが、家族ででちゃったら、アウト。
会社でお父さんが感染しても、子供は学校にいけない、奥さんはパートに行けない、とか。

それが医療関係者だったら、医療ひっ迫、とか言い出すんでしょうね。

無症状者ですら本来縛りがないのに、濃厚接触とかいう定義で就業規制されるっていうのが、いい加減やめてくれって。

このルール建前上ある限りは、建前上というのは、

避難されない立場の人ならすでに守ってない「お願い」

ってことで、周りの目がある企業などはこれを守らないといけないってことで。

濃厚接触者の判断を可能な限りゆるゆるにして交わしてますが、

まぁ、はたから見たら守らなくても問題ないと同義で、

信用とか関係ない一個人に当てはめた場合、もう守ってないでしょう。

まもってたら、現状、こんなに若者が街を出歩けないはずですよ?

いい加減、玉虫色判断はやめてくれ

規定にはめちゃうと、にっちもさっちもいかなくなるから、現判断でゆるめるとか、

運用上、手が足りないからスルーとか、

法律にできないから「お願い」で縛るとか、

海外では間違いなく守ってもらえないようなことを、日本人気質を利用するとか

やめてくれませんかね。

官僚さん?政治家さん?岸田さん?

誰だ?