目次

感染症の数理モデルを考える

韓国、オーストラリアから終息時期をかんがえる

不確定要素を考慮して、感染者数を予測する!

感染者数から考える感染ピーク時期、終息時期を予想する!

最大の懸念事項、死亡者数はどうなるか

今後、どうしたらいいですか?




新型コロナウイルスに対する、誰もが知りたい疑問っていうのがあるとしたら

「いったいいつになったら終息するんですか!」

というものでしょう。

特に、経営者はだれしも思っているかと思います。
このままじゃ、倒産しちゃうよ、と。

なので、今は無利子融資を使いましょう。
私的には1月我慢すればいいと思ってます。

ひと月分の運転資金を無利子で借りられるのであれば、
返済もそれほど困らないのでは、と。

おそらく4月の売上が半分になる中小企業の業態であれば、
飲食店(お水系を除いて)とかそれほど莫大な固定費が発生するわけではないので
政府の200万円の補償をうければ、なんとかなるのでは、と考えます。

で、1月持てばどうなるんだろうか、と。

感染症の数理モデルを考える

ここに感染症の被害状況を予測する数理モデルがあります。

まだ免疫を持っていない感染症ということを考えると、その数理モデルも未知のウイルス、
である必要があるかもしれませんが、かつてそんなのはありませんので、

2009のインフルエンザをモデルとしたものを参考にします。

被害想定のエビデンスと数理モデル

というむつかしい話はあるんですが、はっきり言って細かい式はわかりません。
他にもいろいろ計算式はあると思いますが、係数も含めて、大体似たようなものじゃないでしょうか。

私、元エンジニアなんで、当然理系大学、かつ院卒ですが、はっきり言って数学苦手でした!

高3の春、全国模試で偏差値45ってとったことあります。。
さすがに、血の気が引きました。。その後、頑張りましたが。。

ので、細かい話はおいといて。

傾向だけを拾っていきましょう。どういうことが言えるか、程度に理解してもらえば。

グラフ中の青線と赤線を見たときに何が違うかっていうと、

要は、

感染の拡大速度によって終息時期も変わってくるし、全体の感染者数も変わってくる、

ということです。

 

という話はさんざん昼のワイドショーでもやってます。

で、政府がこの感染速度を遅くしたいと思っている理由は、

・感染速度遅い=感染者総数が少なくなる=死亡者数を減らす

・できるだけ感染者数の増加をなだらかにして、医療崩壊を防ぐ、もしくは準備をする

というシナリオです。

ただ、我々経営者からしたら、さっさと終わらせてくれ!

いつ終わるんだ!

って誰もが思ってます。

経営者の皆さんはきっと、韓国がうらやましいと思います。

韓国の場合、感染速度ははやくても、結果的には医療崩壊もなく、

死亡者数もかなり少なく済んで、

かつ、感染速度が速かったために終息もかなり早く来ています。

100人感染が発生してから20日程度でピークを終えてます。

上にあげた理数モデルの赤線で、かつ、そのピーク値も抑えられた、
というかなりまれな例なのではないでしょうか。

「じゃぁ、日本でも同じことやったらいいじゃん!」

となるかもしれませんが、個人情報やプライバシーの問題で日本ではできません。

ある程度、その政府の強権が効くであろう韓国であるからできたことであるのは、また別の話で。

結論からしたら、韓国のやり方は日本ではちょっとむつかしいです。
憲法改正や法整備から始めないといけないでしょう。

その点、韓国の「結果が正解であれば、やり方や法は後からついてくる」が強いですね。
共産主義?って思っちゃいますが。

もしかしたら、今後各国で感染症の緊急対応時はこの方式が主流にならないとも限りません。

で、日本はというと、数理モデルの青線。

これを狙っているわけです。

韓国、オーストラリアから終息時期を考える

で、その参考になるグラフを見たいともった場合、ロイターのコロナウイルス情報が非常に参考になります

各国の状況が国別で毎日更新されています。

ロイターニュース コロナウイルス

すでに終息に入っている韓国とオーストラリアを前例として、考えてみます。

韓国は、まぁ、アジア圏であり、情報もそれなりにあっているのでは、ということ。
(中国は、もう、ねぇ・・)

オーストラリアは、終息が見えているのと、あとで述べますが、少ない率ですが、
オセアニア圏としてBCGは摂取してるんじゃなかなー、という予想の元です。

イタリア、スペインも感染速度は落ちてますが、ヨーロッパとアジアとの感染の顔が全く違っているので、
似ているであろう韓国とオーストラリアを参考にします。

ただし、日本は韓国、オーストラリアに限らず、他国との大きな違いがあります。

大きな違いの一つは、検査数でしょうか

韓国と日本の違いとして、韓国は検査を徹底しました。そして隔離、監視。

対して日本は、検査自体を感染がかなり疑わしき人に絞ってきました。

日本のグラフが他国と比べて唯一いびつなのは、そのせいでしょう。

今になってペースを上げていると思いますが、それでも報道を見る限りでは、
申告してもなかなか検査が受けられない状況は続いているようです。

私としては「とにかく検査!」には否定的なのでそれに対する意見はありませんが。

他国のようにできる限りの検査をしていれば、通常の対数グラフに近いものになるのではと考えます。
数値を用いていろいろ解析する上では、ちょっと障害になるのかな、と。
(それが問題だ!という方もいます)

もうひとつ、予想を困難にする要因としては、

各国と比較して、日本だけ強硬な監視や行動制限(韓国)、ロックダウンなど外出禁止をさせるような措置をしていない

というものです。

日本だけです。

ある意味、そこまでしてないに今の状況というのは、はっきり言って奇跡なんじゃないかと。
感染者数は当てにできませんが、死亡者数からしたら格段に少ないです。

そういう意味では、今のところ政府の戦略は大健闘だとおもっていいのでは?と。

意図してか、結果論でしかないのかはわかりませんが。
きっと、結果論なんだろうなぁ、と思ったり。

でも、今の状態だからこそ、今の状態をキープする、という批判を当然受けるであろう政策を貫くのも、
また政治生命をかけている、ともいえないのかな、とおもったり。

経済も、一部の業種はさすがにストップしてしまっていますが、通常の企業は動いています。
他の国は完全にストップですよね。出勤できないわけですから。

これだけ緩くてもこの感染(死亡者)状況だと、

日本人はすでに免疫を持っているのでは?という仮説も出てくるのが理解できます。

だったら中国人の方がもってんじゃないの?っていう簡単な突っ込みはありますが。

おまけに、効果が有るかどうかわからない緊急事態宣言と、
あと、各国からしたら理解できないような類まれな国民性、

この両方もかなり予測がむつかしい要素となるでしょう。

あとは、BCGの摂取効果が、という話もありますが、これも統計的に見たら意義があるでしょう。
あくまで、統計的な相関関係からしたら、ですが。

なので、比較するならBCG摂取国と、となります。

オーストラリアもピークを過ぎているようなのですが、BCG摂取のデータがありません。
オーストラリアのみ、データなしとか。。

ただ、ニュージーランドではやってるようなので(20%程度ですが)、
オーストラリアも一部やっていると仮定します。

不確定要素を考慮して、感染者数を予測する!

で、これらの不確定要素をもってしてですが、
各国のグラフと、日本の曲線変化(規制でブレーキがかかったりとか)があったりとか、

それを勘案して、感染数の増加曲線のピーク時の感染者数を考えていきます。

単純に人口比率から感染者数を出してみる

まずはいろいろ政策はありますが、単純に総人口と感染拡大ピーク時の感染者数を換算すると、

かなり人権を無視した韓国の徹底的な対策で、5000万人に対して、8000人

= 韓国データを1.2億人換算すると 約20000人

オーストラリアのように一応ロックダウンして 2500万人に対して、10000人

= オーストラリアデータを1.2億人換算すると 約50000人

数理モデルとCPR検査・隔離、ロックダウンなどを考慮した今後の感染者数

で、各国政策を考慮して補正するとして、

まず、韓国は当初、感染拡大の速度がかなり速かったです。
日本で騒ぎだして、だいぶ時間がたってからの感染報告があがってから速度はかなりはやかったと。

数理モデルからしたら、赤線でそう感染者数も相当上がってしまうパターンとして。

といっても、そのパーセンテージはそれほど変わるわけではなく、せいぜい30%くらいかな?

そういう意味で、日本より1.3倍感染者数が多くなると仮定しましょう。

韓国の方が1.3倍不利=20000÷1.3 約15000人

とします。

ただし、その後の政策で一気に減らして、それを帳消し、とまではいかなかったとしても
かなり抑えられたんじゃなかな、と思いますので、

そのピーク値が1/2もしは1/3に抑えられたとします。

つまり、今後の日本より2~3倍優位になったと、考えて

日本に換算した場合、30000~45000人 が感染する。

これが韓国の数値と感染傾向、政策なんか考えた日本の総感染者数、といったんしておきます。

 

で、次にオーストラリアですが。

まず、BCGの相関データがあっているとして、BCGあるなしで
ヨーロッパ、アメリカなどの状況化すると10倍は日本が有利、と仮定します。

ただし、オーストラリアも一部摂取してそうなので、

BCGの摂取により補正として、5倍日本が有利と考えますと、

50000人から1/5の10000人まで下がります。

次に、政策を考えた場合、日本はロックダウンを行っていません。
出勤してる人や近所にお出かけを考えてると、オーストラリアの政策効果を2~3倍とみなす

つまり、日本が2~3倍不利だと考えると

2~30000人 がオーストラリアから考える感染者数、とします。

感染者数から考える感染ピーク時期、終息時期を予想する!

両国の間をとって、

日本の30000人時に感染拡大のピークが来ると考えます!

としたら、現在(4/14)約8000人としていますが、

他国の検査と比較したらその検査数を考えると、はっきり言ってかなり少ないと考えます。

他国の場合、おそらく本人が検査したいと思えばできると思いますが、
日本の場合、本人が申請してもなかなか検査してもらえない現実があります。

いったい日本では、

他国だったらカウントされているはずの潜在的な感染者がどれだけいるのか

ということを考えないといけません。

これまで総検査数からしたらどれくらい陽性となるかといえば、

昨日ちょうど名古屋の例がでてましたが(検査ミスったっていう報道の中で)

日によって違いそうですが、おおよそ検査数の10%前後くらいが陽性になっているようです。

以前、他の記事では5%だったのが、海外渡航者を検査したら30%くらいに上がった、
と、海外渡航者の感染率がすごいっていうのもありました。

あくまで名古屋でニュースに出てた検査数からしたら、です。
東京や他の地域ではわかりませんし、相当症状が絞られてから検査するようですと、もっと上がってくるかと。

無自覚症状の場合はどうするか、ということですが、
こちらはおそらく他国でも検査自体していない(気づかないので)ともうので、考慮しなくてよいでしょう。

と考えると、多くても2倍くらいにしか上がらないのでは?と考えます。

で、韓国式同様に検査したら2倍、16000人はいるとすると、

日に日に増加するとして、30000人に達するのは、おおよそ一週間くらいではないでしょうか

感染拡大ピークは4/21

と予想します!

yahooの新型コロナウイルス情報を用いるとこんな感じかな。

ただし、結局日本では検査数はそれほどがらないと想定すると、

感染ピークを迎える時期の顕在的な総感染者数は20000人程度になってくるのではないでしょうか。

ただし、あとから検査しに来る人がだらだら続くと、もうちょっと先かも?
ちゃんと検査してって、感染者数も30000人に近くなってくるのかもしれません。

終息時期の予想以上にやらなければならないこと!

いろいろなことが仮定の仮定でしかないし、効果を考慮した係数も不明確ですが、
桁を外すとか、そういった大間違いはしていないと確信はしています。

いや、ちょっと願望は言ってますかね。
なんとかバイアスってやつでしょうか。仕方ありませんよね。

せめて、専門家や政治家はこのバイアスをかけてはいけないでしょうが。

なので、感染を最大限防ぐ、かつ、経済を何とか回す、っていう意味では
GWまでの5/6までの緊急事態宣言は、かなりいいバランスではないかと、
個人的には思います。

いや、そうでもないと、専門家会議やら政治のプロやらなんて、言ってられませんからね。

感染が下火になったおころで、とどめに10日間ビジネスマンの出勤もなしで抑え込む!

これ、かなり重要だと思います。

ここで油断してどっかにいっちゃった、なんてことになったら、
抑え込んだものがぶり返すのではないかと。

なので、最終的にはやはり個人の意識の問題になってしまうでしょう!

おそらくGW前には確実に感染者数も減少傾向となっているはずです。

ここでもう一週間、われわれ個人が我慢して、感染者数を全体的に減らすことが、ほんと重要になってくると思います。

おそらくそういう通達がGW直前に出されるんじゃないでしょうか。

政府がださないとしても、各首長があらゆるスポットを停止や自粛を再度呼びかけるのではないでしょうか。

先日、ニュースで各テーマパークの閉鎖時期をやってましったが、
わが愛知県は、なんと、30日から再開というところが多かったです。

これ、まずいでしょー。
愛知県、緊急事態宣言でてませんが、やっぱりまずい。

要請がでないとしたら、あとは、日本人の賢明さにかけるしかないと思います。

最大の懸念事項、死亡者数はどうなるか

もっとも抑えないといけない部分のこの数値が、どうなるかは一番気になります。

死亡者数がすくなければ、どんだけ蔓延してようが関係ないってのが究極的な結論だおともっています

重篤な後遺症などがない、という前提ですが。

そして残念ではありますが、死亡者数はというと、韓国の志望件数のグラフを見ても、
感染拡大ピーク後も徐々に増えています。

ロイターニュースのコロナウイルスのグラフ

で感染者と死亡件数がわかります。

ピーク後も患者さんは増えますし、治療は継続されますので、あとから数値が増えるのは当然です。

回復する方でもデータを見る限り2~3週間かかります。

(ヤフーのコロナウイルス情報で感染状況グラフから感染者数と回復者数も出てきます)

韓国の状況を見ると、今現在徐々に収まってきて217名となっています。

最終的には250名前後になってしまうのでしょうか。

日本の感染者数が韓国の3倍、かつ、医療の充実度、もともとの感染速度を下げたことが功を奏したとして、

1/3~1/2に抑えられた、とすると、韓国と同等か1.5倍程度とすると

最終的に250~350名の方が残念ながら亡くなってしまうのでは。

期間として、感染ピーク後二カ月はかかるとして、6月いっぱいは医療機関も大変なのでは、と思います。

なんとか、なんとかそこまで医療従事者の方には、頑張ってもらうしかありません。

われわれ無資格者では、どうしようもないことです。

我々ができることは、

個々で感染に対して注意する、が最大のやれること、やるべきこと

だと思います。

その後、経済を回す。

それが我々のやれることだと思いますし、
政府にはそれが達成できるようにどうやったら企業が維持できるのか、
を考えてもらえたらと切に願うばかりです。

企業がなくなってしまえば、給料=経済を回す金がなくなってしまいます。

一次的な30万円がはいろうが、その先が見えないようではだれも使いません。

リーマンショックよりひどくなるのでは、とかありますけど、

就業してて、今は一時的に給料が減ったとして、

5月は働いて、給料がもらえて、以降もようやく安定するんだ、ってなったら

こんだけ我慢してた人たちはい一気に使うでしょう。

私、今回の件で当面報酬ありませんが、貯金削ってでもあそびます!

補助もらったとしても使います!

別に雰囲気悪くってどこにも行きたくないや、じゃないんですから。

むしろ、パーッと発散したいんですから。

それができるような体制を整えておくのが、政府の最大の仕事かな、と思ってます。

今後、どうしたらいいですか?

一つだけです。

個々が責任をもって、感染拡大を阻止する!

GWも、油断せずに、ぐっとこらえておとなしくする!

だけじゃないでしょか。

こんなことしかできませんが、こんなことで、ようやく日本が元の姿にもどれるのなら、です。

戻るのかな。どうかな。

まったく元の様には戻らないと思いますが、それがいいかどうかは、また別の話です。