目次

抗体検査とそれによって得られるもとは?

新型コロナの致死率が下がるといえるのか?

抗体がある=新型コロナウイルス耐性があるといえるのか?

集団免疫が発動するまでどれくらいかかるの?

人口における実際の感染率を計算してみると?

欧米とアジアの感染者数(感染率)の違いはなんだろう?

そして、アフターコロナ・・




抗体検査とそれによって得られるもとは?

新型コロナウイルスの報道で、ここ数日にぎわせていることばが、

「抗体検査」

です。

コロナウイルスに対する抗体を持っているかどうか、を判定することなんですが。

これによって何がわかるかというと、過去に新型コロナウイルスに感染したかどうかです。

新型コロナウイルスの厄介な症状に、無症状感染者がいるということ。
サイレントキャリアー。
ウイルスに感染しててもなんの症状も出ない人たち。

知らないうちに感染してて、知らないうちに回復しちゃってることがあるよ、と。

そういった人たちは、当然PCR検査もしてませんし、
検査の許可もおりないですし、ましてや検査しようとすら思わないでしょう。

症状ないから。

なので、この抗体検査を行うことで、そういった方も踏まえた実際の感染者数がわかる、と。

で、この実際の感染者数がわかるとどうなるか。

一度かかっていて抗体ができているということは、それなりに耐性ができてるってことになります。

アメリカなどはそれをトリガーにして封鎖の解除を行おうとか、
許可書を発行して、出歩くことができるようにするなど、
なんとか、経済活動をするための根拠として使おうとしています。

で、すでにアメリカで一部の調査した結果があるようですが、
その結果、現状PCR検査ベースで感染が確認されている数字より、

28~55倍は感染しているのではないか

という結果が出ているようです。

感染者数、実際は55倍も 新型コロナ抗体検査で推計―米ロサンゼルス

ちょっとすごい数値です。

無症状感染者数については、

クルーズ船の陽性患者の場合はおおよそ半数

中国の調査では1.2%

という数字がでているので、多くてせいぜい5倍とかかな、と思ってたんですが、
28~55倍とは、かなりの数字だなと。

桁が違う!

逆に言えば、それだけすでに広がっているが、被害は少ない、ということになります。

新型コロナの致死率が下がるといえるのか?

こういった数字を踏まえて、一部の記事では致死率が大幅に下がる、としていますが、
果たしてそれは適切な数字の出し方なんだろうか、と。

現実にアメリカではすでに数万人が亡くなっているわけで、
それをこの無症状感染者の55倍を加味しても、
実際に亡くなったかたはものすごい数なわけで。

致死率、という数字にはなんの意味もないんじゃない?

と。

ここは率という言い方ではなく、やはり死亡件数、が評価として妥当なんじゃないかと思えてなりません。

封鎖の解除、経済活動の再開を考えた場合、その根拠の数値として、

実は死亡率は低かったです、

とも言えますし、

すでにみなさん抗体持っているから今後はもっと収まります、

というストーリーでしょう。

それはそれでいいんですが。

事実ですし、ただ、

活動再開後に結局今の状態に戻ってしまわないのか

というのが最大の懸念点ですね。

という意味では、中国と韓国の封鎖解除は非常に興味があるところです。

抗体がある=新型コロナウイルス耐性があるといえるのか?

で、もう一つの素朴な疑問として、抗体がある=一度感染している、ということになりますが、
だからといって新型コロナにかからない、
というわけでなさそうということ。

単に、一度かかった実績があって、
多少はかかりにくかったり重症になりにくくなったり、
はするものと思いますが。

インフルエンザを考えた場合、まず、型が違っていたら意味がないと。

新型コロナにもS型、L型というのがあるのはすでに周知の事実で、

その型がちがっていたらまた感染する可能性があるのでは?

今行おうとしている抗体検査は、それが考慮されているのか。

型は関係ないのかな?

いや、経済活動再開のためのアリバイ作りのためなら、
そういったことは言わなくていいことになるんでしょうか。

インフルエンザと同じであれば、型があってれば、かかりにくくなるのと、
かかった場合も重症化は避けられるというのはあるようですが。

特に新型コロナは型によって感染力と毒性が違っているようなので、
ワクチンを打つとしたら、毒性が強いものを抑えたほうがいいのかな?

関係ないのかな?

わかりませんが。

という感じで、傾向がインフルエンザと同じであれば、
抗体を持ったからと言って感染しないってことにはならないでしょうし、
その抗体も次のシーズンにはなくなってしまうもの、
と思ったほうがよさそうです。

まだ、当然検証できてないので、テレビで質問を受る医師などもそういうしかないでしょう。

どちらにしろ、実際の感染者数はわかるけど、

ウイルスに対して強くなっているというような過信はするなと。

【インフルエンザの基礎知識】インフルエンザの抗体はどうやってできて、いつまでもつ?

集団免疫が発動するまでどれくらいかかるの?

集団免疫、という言葉は新型コロナウイルスが拡大したころによく言われていました。

最近はあまり聞かないように思いますが。

全体の70%程度が感染して免疫をもったら、それがブロックとなり、
感染が広がりにくくなる、というものです。

で、

問題はその国民70%が感染するかどうか

また、どれくらしたら70%もの人が感染するのか、ですが、、

なぞですね。

抗体自体は時間がたつとなくなってしまうわけでして、70%もの人数が感染するまでもつのかどうか。
少なくとも、1年以内には達成しないといけないわけで。

そんな1年のうちにそんなに広がったら、医療機関が持ちません!

で、それは置いといて、最終的には一通り、すくなくとも70%もの人に感染が広がって
みんなが抗体を持たないとほんとの意味での終息はないとして・・。

なので、感染マスト、医療崩壊も無視して対策せず感染を広げる!

としてと考えると、

現在顕在的な感染者数として、4/20現在10000人程度ですので、

そこから考えると、

先の抗体検査から無症状感染者も含めた感染者を考えると、30倍存在するとして、

現在30万人が感染済みになります。

感染が大幅に拡大し始めたのが1月前として、

一か月間で30万人。

これからは加速度的に増えていく、と仮定すると、

8000万人感染するまで、どうでしょう。

緊急事態宣言以降、倍化時間が11日となっていましたので、、、

単純にいって、90日くらいでしょうか。

まぁ、倍化時間も広がりによって鈍化しそうですし、単純には絶対行きませんが、
それはおいといて。

当然、3カ月の間に8000万人が感染して、
症状が顕在化する人が1/30の250万人出たとしたら?

医療云々の話ではなくなりますので、現実的には、あってはならない数値ですよね。

その前に、政府が強力な対応をするに決まってます。

よって、集団免疫獲得っていう話が、そもそもおかしな話になってしまいます。

専門家は、どういう意味で発言していたんでしょうか。。

現実味、あります?

仮に、この3カ月が半年にのびたってそんなに変わらないでしょうし、
1年になったら、抗体がなくなってしまって、となりますし。

わからない。

集団免疫を獲得するまで!

とか言ってる専門家、現実的に8000万人なんてあるんですか?

それとも、単純に一度かかれば抗体がなくなろうが、大丈夫って話でしょうか?

だれか、教えてください!

人口における実際の感染率を計算してみると?

で、この70%である8000万人がどれくらい到達がむつかしそうか。

それを考えるためにも、
感染拡大が終息し始めている地域として、現実どれくらい感染しているかを考えてみたい。

日本の今の増加曲線考えると、CPR検査ベースの感染者数は2~30000人で落ち着きそうな感じです。

このまま宣言を続けていれば、の話ですが。。

検査ができない症状が顕在してる感染者(他国でやってもらえるけど、日本ではできないであろう人)が
最終的に30000人としても、30倍で約100万人がせいぜいとなっていきます。

50倍としても、たったの150万人

なので、とても集団免疫を獲得するまでは到底いかないように思います

1.2億からしたら、たったの1%程度の感染率です。

他国はどうなのか。

感染者数が爆発的に多い欧州で比較的増加が緩やかになったドイツを見てみると

4/20現在、約14万人の感染者となっています。

で、その30倍として420万人。

50倍だとしても、600万人。

ドイツ人口が8300万人ですので、70%の6000万人抗体保持者の集団免疫獲得まで、
到底届きません

ドイツもイギリスも、集団免疫を獲得すまで、国民70%が感染します、
と当初宣言して対策をしていましたが、
とんでもなく先の話になりますし、現在の重症化率、死亡率で国民70%が感染するような方策をとったら
おそらく、政府は終わりでしょう。。

政策の方向転換せざるを得ないのも道理です。

ただ、日本の人口1%(予測ですが)に対して、ドイツは5~8%の感染率と言えるでしょうか。

今後も増えるとして、最終的に10%の感染率となりそうですが。

お隣韓国の感染率はどうでしょうか?

約1万人の感染者数なので、

その30~50倍の感染者数として、30~50万人とすると、

人口が5000万人なんで、1%弱、となります。

これもまた欧州に比べると少ないのと、日本の予想値とそれほど変わらないとします。

そうすると、

いくら隔離政策がうまくいったとしても、ドイツとの差は何だろう、と。

韓国で興味があるのは、今週から封鎖が解禁されて、飲み屋もオープンしたらしいですが、
体が触れ合うほど密集しての宴会だそうです。

日本もGW明けからこんな姿になるのかとおもうおと、ちょっと怖いですが。。

ただ、むやみに自粛を延長するっていうのも、正直嫌です。
というか、経済的にも、心理的にも限界でしょう。

ただ、一端収まったからと言って、感染者がいる中でその状況はどうなるのか、と。

その密集の中に誰かいたら、また一気に広がるんじゃないの?と。

北海道のデータがそのままあてはまるとすると、
新たな種をもとに感染が広がる
ということになります。

なので、今週末、来週頭の韓国の状況が、非常に興味深いです。
なんせ、まだ抗体を持っている人口は1%程度なのですから。

欧米とアジアの感染者数(感染率)の違いはなんだろう?

韓国にしろ、今後の日本にしろ(中国は数字がほんとかどうかわからないので却下)、
どう数字を見ても、やはり感染者数自体が少なくなりそうです。

検査状態や政府発表の信憑性もありますが、日本と韓国なら、一桁はかわらないでしょう。

死亡件数から見ても、それほど外していないのは明白でしょうし。
要因は何かわかりませんが、その事実はかわらない。

そこで、やはりこの抗体検査というのは、非常に意味深いものとなるのではないでしょうか。。

前から言われてる、実は日本人はすでに免疫を持っているのでは?

という説がありますが、それを裏付ける数値がでるのか?

アメリカの調査では28~55倍がすでに感染していた形跡があるうとのことですが、

日本や韓国でやったら、100~300倍とかになってもおかしくなかったり。

とか。

感染が落ち着いた数値を見ると、そういうことになりますよね。

もちろん、ロックダウン、外出禁止などにより収まる要因でもありますが。

仮に、そういった効果もありまうすが、感染率がより指標になる数値だったとしたら、
国民の10%くらいで落ち着くとしたら、です。

欧州やアメリカなどは日本よりかなりいびしい対策をしていてもこの数字ですから、
対策の強度ももちろん重要ですが、どうしてもそれだけで変わる数値には思えない。

諸外国よりゆるい日本が、これから10%以上の国民に感染が広がるか、と。

それよりもやっぱりなにかこう、潜在的に新規感染がおこりにくかったり、
重症化しにくい何かがあるんじゃないか、と。

BCGが効果があるのでは、というのも一つの説ですが
それはおいおい医学的な数値で出てくるものと思います。

あるいは、人種によるものではないか?

とか。

だとしたら、別の意味でいろいろ話が出てきそうですが。。

とにかく、何とかして欧米と東アジアのちがいっていうのを見つけてもらいたいのと、
それによる対策を強化したら、というのも切に願うところです。

絶対に、何かのヒントがあるはず。

研究者の皆さん、お願いします!

こういうとき、自分も一研究者でありたかった、と思うばかりです。

そして、アフターコロナ・・

ここのところ、世間の雰囲気がかわってきました。

感染が横ばいになっているからか、欧米もピークを越えたという話からか、
経済をいかに回していくか、という話に移ってきています。

医療関係者からしたら、もうそんな話してんのか!

っていうことになるかと思いますが、
私も経営者の一人としては、はやり今後の経済をどうするか、
というように頭が持っていかれます。

妻も喘息持ちですし、としとった親もいますし、
高血圧の兄弟もいます。

感染したら、命に係わる身内がいます。

それがあったとして、今の日本国内における致死率や感染率などを考えた場合、
ケアする部分はケアして、
大丈夫な人は、勇気をもって、と思ってなりません。

ワクチンができるまでは、ごまかしごまかし、やっていくしかないのかと。

巨大イベントやテーマパークなどは、やはり人数制限するしかないのでは?

とも思いますし、
その分は、単価高くして売り上げを伸ばすしかないんじゃないかと。

TDLとかね。そういうところ。

ほんとは人を動かさないと、真の経済回復、循環は生まれないと思いますが、
ここはひとつ、ごまかしながら、体力がある企業に頼るしか。

そしてそのファンだのみするしか。

あとは、今の生活、皆さんがどうおもってるんだろうって。

大型の店舗だって18時にしまったり、
飲食店も20時には閉店したり、
各種手続き関係も、17時には終了。

食事はほぼ自宅で食べる。

違っているのは、忙しくて家にいないはずの父親がいて、
家には携帯やPCといったIT機器があって、
もしもの時にはコンビニがかろうじてやってる。

昔に戻ったところ、進化したところももちろんあるけど、
昔はこんな生活だったな、って。

家族がいっしょにいたよね、って。

もしかしたら、社会が変わるんじゃないかっていうのが、ほんとのアフターコロナ。

働き方、変わるんじゃないか?

お金の使いかが変わるんじゃないか?

コロナ離婚も増えるんじゃないの?

出産数が、来年相当のびるんじゃないの?

何に慣れて、何を面倒と思って、何が必要なのか、必要でないのか。

 

きっと、みんな考えちゃうよね。

悪いことには、決してならいなように。

今すぐは、つらいことあるかもしれないけど、
あきらめない限り、

人はよいほうに、よいと思える方向に、必ず進んいけること、信じたいですね。