変異株の優勢と、デルタの激減の原因は?
変異株が出現する際、元の株も存在するわけですが、優勢なものに置き換わっていってます。
共存というよりは、置き換わる作業になってきます。
ウイルスというのは二つのウイルスに感染した場合、ウイルス干渉というのがあるらしいです。
片方のウイルスが優勢になるという。
それによって変異株どうしも優勢になっていくものがあるんじゃないか、ということ。
そうこうしているうちに、前の株は寿命を迎える。
遺伝情報の劣化、コピーの限界を迎えるウイルスが多くなってくると。
すなわち、ウイルス自身がそれに組み込まれたプログラムにより崩壊しているのではないか、と。
一番初めの株、つまりは、もしほんとに自然界に常時いた株だったとしたら、
それが一番安定した遺伝情報だったことは間違いないです。
人が強制的に組み替えたものでなければ、一番安定した状態であるはずです。
人に感染するようになった時点で、もとの宿主からでていくような変異が始まっているわけで、
「その時点で不安定な遺伝情報になっている」
「崩壊のプログラムは走っている」
といえないでしょうか?
ただし、まだ比較的遺伝子情報の変化はすくないので安定はしているよ、
まだまだ変異した遺伝情報でも保ってられるよ、と。
で、次々に変異株の変異株の変異株の、、、と変異していけば、
当然にさらに不安定になっていく。
で、いつしかそれ以上の変異ができないくらいに不安定になってしまった株が
デルタ株なのではないでしょうか?
そのあとにもオリンピック開催時にラムダ株、というのが報道されていましたが、
不安定すぎて優勢になれない弱い株だったと。
プログラム的に崩壊が優先してしまっている株になっているじゃないでしょか。
これまで同じような間隔で変異株が出現していましたが、
デルタ株以降の拡散できるまでの安定性を持った株は出てきていません。
しかも、それが今まで以上に多くの感染者=ウイルスの数があるにもかわらず、
確率から考えたら、今まで以上に多種の変異株を生み出せる可能が高い環境であっても、
です。
それは何を意味するか。
可能性として、もうこれ以上の変異ができない状態、です。
この流れが、ウイルスがもったプログラムではないのかと。
を見ても、デルタに続く、イータやイプシロン、ゼータというもありますが、
監視対象としては重要度があがらない、毒性や感染力が上がってこないことからも明確です。
なので、
デルタ株というのはもっとも感染を広げる可能性がある反面、
もっとも不安定なラストの株でもあった
と推測します。
で、じゃぁ、今の激減している状況は何なのか、と。
それは簡単にグラフの重ね合わせで分かるんじゃないですかね。
これまでのピークでは他の株が発生し、それが広がりつつ、
かつ前の株が崩壊していくので、
旧株の減少と新株の増加が合わさっているのでなだらかな現象曲線だったのが、
今回は、
崩壊してくデルタ株のみになってしまったので、見かけ上、急激な減少となっている、
とみます。
第4波でも、ガンマ株だけをプロットしたら、急激な現象曲線になるんじゃないでしょうか?
っていう状態に見えてしかたないです。
次ページ「今後はどうなるのか?」