私自身、白血病になった非常に近い身内がいます。

非常に近いです。

なので、治療期間中は、半分くらいは完全付き添いをしていました。

ちょうどサラリーマンをやめ、これからやってくぞ!って時間ができた矢先でした。

なので、自分もがっつり完全付き添いをしていました。

周りからしたら、珍しい光景でしょうね。

 

付き添いが必要っていう時点でなんとなくわかってしまうかもしれませんが。

なので、白血病という癌については、

他の癌とは違うところも多々あるのもわかります。体感しています。

それが精神的に、特に、池江さんのように、表に立って活躍していた方だと

なおのこと、そのつらさも大きいのでは、と推測してしまいます。

 

この度、オフィシャルのサイトを立ち上げたとのこと。

そちらで今後の報告を行っていく等の案内がありました。

そちらにご家族からのメッセージがありましたが、何も謝る必要など全くありません。

100%悪いことなどしてませんし、これで迷惑だって思ってる輩などは、

相手にしなくってもいいです。ほんとに。

スポンサーに、業界の人間に?

気にしないで下さい!

ってほんとに思ってしまいました。

マスコミ対応などの負担がなくなる、という意味では、大きなメリットになるのかな。

ファンからの励ましが届きやすくなるのも、大変よいことかな、と思います。

精神的な部分が、元気な体になるうえで、非常に重要だから。

ただ、つらいとき、更新できかなったりしたときに、

一部のやからが邪推しないかな、というちょっとした懸念もありますが。

 

この白血病が他の癌との一番の違いは、やはり隔離される、というところです。

今や癌は働きながら治療する時代、とも言われています。

ステージ4の患者さんですら、家庭に戻ることもあります。

この白血病に限っては、それが一切できない。

そこが、一番おおきな違いかと思います。

付き添いに至っても、かなり気を使わなくてはなりません。

面会も、全くできない期間も多くあります。

孤独です。

 

そしてやはり、精神的にかなり参ってきます。

一番感じたのは、時間が止まったように感じる、ところです。

ある治療で元気になれなかった場合、また次の手を打ちます。

これは他の癌と同じです。

が、その期間が長くなればなるほど、その年数、時間が止まったように感じます。

だって、外に出られないのだから。

実際に、私が付き添いを初めて、それまですでに1年間入院していた方がいました。

私どもは、一回の治療で、理想的な経過で回復したことから

半年ほど退院となりました。

ただ、先に入院されていた方は、かわらずです。

治療の合間の、体力が回復した時を見計らって、1、2日、実家にもどる、

という生活です。

3か月に一度くらいでしょうか。

私どもも退院して、最初は検査が2か月に1回のペースであります。

経過観察です。

その際に、はやりまだ同じように、治療が続いています。

隔離もされています。

病室の廊下から、変わらず付き添いの方がいるのが、確認できます。

 

これが、白血病、その病棟での風景です。

この風景が、治るまで。

抗がん剤が効かない場合は、子続い移植のドナーが現れるまで、続きます。

 

その中でも、ちょっとしたイベントはあります。

病院側として、何か機会があれば、

いや、機械を作っては、積極的にイベントを企画してくれているものと推測します。

そういったケアも、病院側として考えてくれているものと思います。

付き添いの私ですら、慰問に来てくださったプロアスリート、

名古屋なので、J1のグランパスエイトや、中日ドラゴンズの選手たちが来てくれます。

グランパスはわかるんですが、ドラゴンズの選手は残念ながらほぼわからないのですが、

わからなくっても、そういった方が来てくれるだけでどれだけ気持ちが回復したことか。

よく、ローカルのニュースで、そういったネタが取り上げられますが、

こういった状況に落ちる前は、あー、またやってるなー、くらいにしか思いませんでしたが、

患者やその家族にとって、どれだけありがたいことか、気づきました。

感じました。

なので、肉体的には、どんな病気もつらいですが、

精神的なケアがいかにこの病気については、大事かが、実感としてわかります。

池江さんには、ぜひ、この体験を成長への途中経過として

まずは、自らが復活して元気なることだけを考えてもらえたらと思います。

その姿を示しさえすれば、それが他の患者さんへのエールになります。

特大のエールになります。

そして、ぜひ、ヒーローズジャーニーを完成してください!

がんばれとは言いません。そんなこと言えません。

治療がつらい時もあるでしょう。

気持ちがふさぎ込んでしまうときもあるでしょう。

泣き言を言いたくなる時もあるでしょう。

後ろ向きになったっていいじゃないですか。

そんな時は、家族や、身近な友人に余れればいいのです。

皆さん、受け止めてくれるでしょう。

ただ、そんなときでも、

嘘でもいいので、気持ちが入ってなくてもいいので、

元気な姿を頭のどこかにどこかにイメージして、

「私は元気だ、健康だ、ありがとう」

って言ってもらえばと思います。

 

池江璃花子さんオフィシャルサイト

https://www.rikako-ikee.jp/