目次

日本の新型コロナ対策は成功しているのか?

日本の成功仮説 次に出てきたのは、「交差反応」論

コロナウイルスの影響は人種によるものとは考えられないのか?

人種による要因が強いとしたら、今後対策はどうなるのか?

今後の日本のウィズコロナはどうなるのか




日本の新型コロナ対策は成功しているのか?

ちょっと前から日本式の新型コロナ対策が、方法はどうであれ、

世界から成功している、

と認識され始めています。

なぜか。

単純に、100万人当たりの死亡者数を世界と比較すると、けた違いに低いから、でしょう。

人口100万人あたりの死者数に換算すると、

スペイン 587人

イタリア 523人

米国 268人

ドイツ 96人

日本 6人

つまりは、文字通り、けた違いということ。

感染者数と死亡者数の比較、つまり、死亡率については、感染者数が各国で検査の仕様による違いがあるので、比較としてはやはり死亡者数がもっとも正確な数値を表すのかと思います。

多少はカウントされてない件数もあろうかと思いますが、それは各国同じだと思いますし、

だからと言ってけた違いに増えるわけでもないと想定します。

最近はこういった記事も見受けられるようですが

新型コロナ収束は「安倍政権ではなく国民の決意があったから」 海外メディアが“日本が成功した理由”を報道

ほんと、他の先進諸国からしたら、謎でしょう。

で、なぜ日本がそれほど低いのか。

とはいいつつ、中国は数値が怪しいのでおいといて、他、韓国含め、東、東南アジア系は似たように低い数値で収まっているのが合かります。

いつものロイターのグラフをもとに人口比率で出してみると(5・28日のデータですが)、

韓国 5人

シンガポール 4人

タイ 1人

マレーシア 4人

軒並み一桁。

実際、報告されている死亡件数、はかなり低いです。数百人から数十人。

以前はBCG免疫強化論がありましたが、どこかの国の報告で、

30年前か何かに摂取をやめている例があり、その前後で確認したところ、優位性がなかった、

という論文が出てたように思います。

「あ、そう」

レベルで、詳しく見ていないのですが、報告が出るくらいなので、

その国では有意性が確認されなかったのでしょう。

 

あとは、国民性ともいわれていますが、どうでしょう。

東南アジアでも、上記の通りものすごく低い100万人当たりの死亡者数です。

 

申し訳ないですが、東南アジア諸国でマスクや手洗い、衛生面、

規律正しくいろいろ守りそうな国民性が日本ほどあるかどうか、と言われれば、

否、となるでしょう。

特に、公衆衛生面で行ったら先進各国の方が十分高いと思いますし。

死亡件数の内、ちゃんとカウントされているかどうかの疑問はありますが、倍になったとしても、

欧米先進国と比較してもかなり低い数値になります。

それは変わらなようにい思います。

タイが10倍になったとしても、桁数違いに変わりはないです。

 

あとは、新型コロナウイルスの種類、もあるかもしれませ。

日本は初期の武漢型と、その後は毒性、感染力の強い欧州型が入ってきているのはウイルスの遺伝子からみて明確の様です。

韓国は初期に感染を抑えたというのもあるので、武漢型だけが蔓延したの可能性ありで、

欧州型は少なかったかも?

それによって、そうそうに感染が終息したのかも?

というのもあるかもしれません。

後は、日光と気温、湿度に弱い、という特徴もあるかもしれません。

東南アジアの湿度温度、あとは燦燦と照り付ける日光。

ただ、室内にいる場合はあまり関係ないようにも思います。

シンガポールなどは、当初、うまく抑えてたのが、感染の拡大いきなり増えた!

っていう状況がありましたが、

おそらくは日本と同じく、初期の武漢型からあるときから欧州型が入ってきたのでは?

と推測しますが。

シンガポールも、全国的にみて全部が日本同様の都市化の発展度合いかといわれれば、

そうでもないので、新型コロナ感染による死亡が日本より抜けもれないかと言われれば疑問に思いますので、

その点を考えると、正規の数値的には日本と似てくるのかな、と。

日本の成功仮説 次に出てきたのは、「交差反応」論

未感染者の半数すでに免疫?…米研究、過去の風邪が経験か

新型コロナの免疫 普通の風邪にかかって獲得する可能性も

今までも日本人はすでに免疫を持っているのでは?

という仮説が立てられていましたが、それを補強するような内容でしょうか。

実際、これならアジア各国での死亡者数が少ない理由にもなりますが。

そもそもコロナウイルスが中国(なぜたびたび中国が発生源になるかは、ほんとにどうにかしてほしいところですが)、

もしくはアジア圏に発生しやすいものだとして、

通常の風邪とされている、これまでもあるコロナウイルスでものでも免疫として働いている可能性がある、

というものです。

それによって既に免疫を持っているので、感染率が低かったり重症度合いが低い、という話。

ただし、それを踏まえてもちょっと説明がつかない、という部分もあるようです。

コロナウイルスの影響は人種によるものとは考えられないのか?

で、最終的に、遺伝子的な部分。

要するに、人種によって違う可能性ってないの?

という話にはならないのかと。

ここで、一つアメリカのデータがあります。

ビヨンセも警鐘…コロナ犠牲者に“非・白人”が多い理由

こちらの記事によると、人種的な違いがあるとしています。

ニューヨーク市の死者における人種別の割合を見てみると・・・(4月16日発表)

黒人      33.2%(人口比率29%)
ヒスパニック系 28.2%(人口比率22%)
白人      30.9%(人口比率32%)
アジア  7.7%(人口比率14%)

これを各人種で母数を同じにいした場合の死亡率

つまり、死亡率を人口比率で割るだけですが、算出すると

黒人 1.14
ヒスパニック系 1.28
白人 0.97
アジア 0.55

仮に、各人種同数の人が感染した場合、その死者数はアジア系だけが他の人種に比べて半分程度になる結果です。

これは職業的なリスクを考慮した数値においても

の話です。

そのアジアも東もあれば西もあるので、さらに分けたらどうなんだろう、というのもあります。

例えばイランなどは100万人当たりの死亡者数を見ると、

現在7300人の死亡件数、人口8000万人なので

イラン 100万人当たり91人の死亡者数

となりますので、同じアジア圏でも西(中東)と東で大きく違うようにおもいます。

アメリカでのアジア人種枠がどういう比率かわかりませんが、

人種による職業リスクがという変数も考慮したら

東(南)アジア人種は、白人系よりもっと低い比率になるのでは、

と推測します。

産まれも育ちもアメリカだったら、という前提になりますが、

結果として、人種によるものじゃないの?

という推測が簡単に出てきてしまいます。

気候風土、生活様式、文化、ともに同じなはずです。

多少、「性質」による傾向はあるかもしれませんが、微々たるものでしょう。

では、なぜそういった仮説が出てこないのか。

わかりません。

人種による要因が強いとしたら、今後対策はどうなるのか?

でも、これがほんとだとしたら、せっかく日本で広がりにくい状況がある、

という要因を解析して、他の国にも展開すれば感染が低く抑えられる、

という方法が取れなくなります。

また、ウイルスの変異によって、東アジア的な人種も欧米と同じような被害になる可能性もあるってことです。

なので、人種的なものとは考えたくないのは正直なところですし、

もしかしたら、そういった話にあえて目をつぶる、なんてこともないでしょうか。

いや、研究者にとってそんなことはないですか。

だとしたら、もっとも手っ取り早いほうほうは、ゲノム解析、死かないのではないでしょうか。

いろいろな患者さんを対象に、ゲノム解析を行い、その共通項を洗い出す。

その中に、なにがしかの新型コロナウイルスに対しての影響因子を導き出せば、

対処法があるていどわかるのでは?と。

未だと、年齢と基礎疾患、というのが強い要因とんなっていますが、

感染しないようにしね、としか言いようがないですからね。

いっても、簡単に切り分けができるわけでもないでしょうが。

貝瀬できたとして、「リスクの傾向」がわかる程度でしょうか。

それでも、やっぱり安心材料にはなるのかな。

今後の日本のウィズコロナはどうなるのか

いずれにしても、現在日本ではかなり抑えられた状況の中、

今後は関東圏でも緊急事態宣言が解除されていく中で、

どこまで感染が抑えられ続けるかは、経済に対してものすごい影響をあたえるところです。

再開する飲食店、クラスターが予想される業種の自粛延長などは継続されると思いますので、

以前のような広がりはなくなるものと考えますが。

飲食店が8時から10時になったとして、

7時から飲んで8時で帰っての1時間が、3時間になる。

これまでクラスターが0だったののが、0×1が0×3になっても、

結果0であることには変わりません。

リスクは格段に増えることは予想されますが、それはそれで仕方ないでしょうが

その状況での様子見を続ける、という事でしょうし、

飲食店などは、時間の次は席数になってくるので、

そういう意味ではさらにリスクは増えると思います。

(3蜜を回避した収容人数では売上半減以下、ですから成り立ちません)

そういったリスクを徐々にとっていくのと、倒産しないのと、

どういう関係になっていくのでしょうが。

正直なところ、先が見通せないです。というか、破綻です。

私も一経営者として、気が気でないのが正直なところです。