企業がまた何かやらかした、という感じの記事になってますが、いったい何したんでしょう。
まず、第一前提として
ケフィア事業振興会って何?
ケフィアってなんかヨーグルトだとかの菌の名前というか、そういう商品があったような記憶はあったんですが、
色々調べてみますと、それみたいですね。
健康系というのでしょうか。
で、ネットで調べてみますと、いろいろな食品系の会社がグループにあるみたいです。
が!
Wikipedia情報によりますと、破綻した関連会社、という一覧があるのですが、これはまずい。。
今現在残っている企業に対しては、破綻した企業の数の方が圧倒的に多い。
どういうことでしょう。
ちょっと、イヤーな臭いがプンプンしてきましたね。
捜査関係者によると、同社は元本保証や高配当をうたって出資を募った疑いが持たれている。
kyodo
同社は会員制通販サイトで食品を中心に販売していたほか、顧客にダイレクトメール(DM)を送り、干し柿やメープルシロップなどの加工食品製造事業で「オーナー制度」を展開していた。
えーっと、ほぼ決まりじゃないでしょうか。
調査の理由としては、出資法違反容疑となっていまして。
ようするに、お金を集めて、倒産と。
昨年、世間を騒がせた、どっかのはれぎやさんみたいなことでしょうかね。
で、そもそも、
出資法違反とは?
出資について、不特定かつ多数の者に対し、出資の払いもどしとして、元本を保証して資金の受け入れをすることの禁止
正規に認可を受けた金融機関以外が、不特定かつ多数の者から、預金、貯金又は定期積金の受入れをすることの禁止
金銭貸付の媒介を行う者が、年5%を超える手数料の契約、又は手数料の受領をすることの禁止
金銭の貸付けを行う者が、年109.5%(業として行う者は年20%)を超える利息の契約をすることの禁止
刑事告訴・告発支援センターより
金銭貸付の保証を行う者が、年20%を超える手数料の契約、又は手数料の受領をすることの禁止
とのことです。
よく言葉は聞きますが、その定義は?
と言われると、なかなか答えらえませんよね。ちょっと勉強になりました。
で、今回のケフィアが子のどこに引っかかっているかといえば、元本保証、といったところですね。
投資でよく聞きますよね。
元本保証と書いているサイトが実はよくあったりします。
株の教育セミナーとかで、この方法なら元が絶対取れるから、みたいなうたい文句。
その時点で、アウトです。
高配当、元本保証の驚きのネタ!
で、驚きというか、じゃぁ、何をもってして元本保証をしたり、高配当といっているのか、です。
そもそもこのインチキモデルはどうして出来上がっているかといえば、一言でいえば自転車操業。
その自転車操業で、からっぽなのに、どんどん膨らませていって、
最後大きな資金を集めきったところで、はじけて終わりと。
集めるだけ集めて、ごめんなさい!
それ詐欺じゃん!
でも、返すつもりで頑張っていたんです!という主張で詐欺を逃れると。
もう常套手段ですよね。
なので、かの騒動があったレンタル振袖や、格安旅行会社も、逮捕された理由は金融貸付の際のインチキを罪状としていたのではないでしょうか。
一般消費者から騙し取った、という理由の詐欺では立件できてないと思います。
で、ながくなりましたが、その儲けの寝たんですが、それが、
「干し柿オーナー」
え?なんですか?それ。
ということで、いろいろ調べたんですが、わかりません!
ケフィアのパンフとかいるとわかると思うのですが、権利っぽいものを買って、それもってると、自動的に払い戻しがありますよ、というものでしょうか。
被害者はお年寄り、というか、そういうので筆禍りやすいんでしょう、標的にして資金を集めるうえで、
何をうたったらイメージわきやすいかな、という選択で、
自社の食品とからめて、「干し柿」としたんじゃないかという推測です。
干し柿 → よく食べてるわ
オーナー → 儲かりそうじゃん
そんな単なる言葉遊びのように思えてなりません。というか、怒りしか覚えないですね。
まぁ、会社としては、まじめにやってたんですけど、追いつかなくなって破綻しました、っていうんでしょうが、
この手のやり方はほんとに捕まるような法律といいうか、そういうものにならないとどうにもなりませんよね。
そしてそういう罪はきっと簡単に出てくるんでしょうね。
詐欺は騙される方が悪い、って言われちゃうくらいですから。
でも、だます方がプロ、だまされる方は素人。
素人も、ど素人ですよ。
その点をもっと考えてもらってもいいんじゃないでしょうか。