目次

専門家会議では何が話し合われているのか?

政府や専門家会議に決定的に足りてないもの

組織がうまくいくとき、行かないとき

あなたの考える「vs新型コロナ」ストーリーはどうですか?

追記 あまりにも学者すぎる発言

初めにお断りしないといけませんが、当方、元大手企業賀発設計者、現在、一経営者であり、
医療従事者ではないので、こちらに掲載されている医療関係の情報は、
あなた自身で裏をとられることをお勧めします。
リンクが貼れるような情報については、情報収集先を貼り付けます。




専門家会議では何が話し合われているのか?

こちらが専門家会議の内容です。

https://www.mhlw.go.jp/content/10900000/000627254.pdf

要約すると、

今後も「皆様の行動変容(からの、新しい生活様式)」を期待して、医療崩壊しないようにする

というものです。

 

前提として、ワクチンは無し、集団免疫獲得無し、というのも加えておきます。

ワクチンは、もういつできるかわかりません。

年内っていう機関もあるし、5年はかかるというところもある。この上なく、不確定要素。

集団免疫に至っては、国民70%っていいますが、

日本の人口比率からして、お年寄りの致死率からすると、何人死ぬの?って話で、計算上、不可能でしょう。
(方針として、それを受け入れるなら別の話ですが)

部分的集団免疫ってないんですかね。

ある行動範囲ひろいカテゴリーが感染したら、「全体として70%」なんて考えなくてもいい、っていうような。

さて、前提条件はいいとして。

 

もう一つのキーワードとして、「行動変容の評価」というのがありました。

うーん。。なんだかなー。

評価法を確立するのって相当むつかしいし、

ある変数(行動変容の評価値)と結果との相関が取れることが前提だと思うんだけど、、

今現在しきりに求めている、「接触を8割減らす」の接触でいいんじゃないの?

それとも、接触頻度は指標として意味なかったってことでしょうか?

 

うーん。。

これが専門家会議でのやり取りなんですね。

 

詳しいデータなどもありますが、結果報告にすぎません。

誰が見ても、明らかなことしかありません。この世代がここにあつまってる、とか。

あー、こんなもんなんだーって、はっきりいって、残念。

ぶっちゃけ、

「外出しないってのしか対処法がない」

っていうのが明確になっただけでした。

 

一部の分野、医療機関をこうしないといけない、というような提言はありましたが、

それって、感染が広がるという想定がされるときから、

つまりは、はじめっからわかってて、言えることじゃないの?って。

 

初めからいってたとしたら、政府はこの2カ月なにしてたの?って。

せめて、これが、こうなったら、こうなるし、

これができなければ、もっとここを抑えていかないとアウトだ、とか、

そういうできるだけ誤差の少ない予測や提言ができるのが、専門家なんじゃないの?

って思ってしまいましたが。

そうでもないみたいですね。

何とか係数とか、そういうのを知ってるってところが、専門家なのかな?

政府や専門家会議に決定的に足りてないもの

予測、予見の話は、一切なし。

グラフでありますが、一端下がって、またぶり返して、そのときはまた我慢してね、ってくらい。

誰でも想像できるわ。。

 

そして、もっとひどいことに、「もとめる結果」が明確に提示されていない。

いったい何を目指して今の活動をしているのか。

ワクチンができるまでの時間稼ぎ?

だったら、ワクチンが1年後だったら、2年後だたら、5年後だったら

っていう結果にどう向かって、どうするのかって話があってしかるべき。

 

なぜかなー。

予測やそれに沿った提言とか、そいうのないのかなー。

外した時がこわいから?

未来のことなんで、外すなんてあたりまえでしょう。

そのために、プランA、プランB、プランCを用意しておけばいい。

何をどう外すかも、専門家の予想範囲でしょうに。

この数値がこうなったら、こういう行動して、
で、またこの数値がこうなったら警告を出しますよ、とか、ね。

でも、そうならない可能性もあって、そういときは、とか。

 

とりあえず、今回の会議報告の冒頭にあった、

「思った以上に下がらなかった」というのは、

この減少速度が想定においつかなかった、というのを「想定できていなかった」、ということでしょう?

 

緊急事態宣言を出す時に、そのストーリーを出してなかったから

今になってひと月延ばすかどうかを考えないといけない事態になっているわけでしょう?

 

測定値がないと何も言えません、っていうなら、その数値を仮定すればいいじゃない?

~だったら、~れば。

タラレバはなしっていうけど、

「未来を予測するタラレバ」はいいんじゃないの?

 

企業戦略って、そうですよね?

こうなったら、こう、

予想に反して、こうなったら、この一手を、とか。

戦略とは、前に進むために絶対に必要なのものだから。

戦略無しで前には勧めないですよね。リスキーで。

 

そう。

専門家会議には、前に進もうっていう意欲が全く見えない。

今こうだから、当面こうしましょっていう、延長線上のはなしだけ。

はっきり言って、一般企業なら

「君、結果出てないね。担当者交代!」

となりますね。

 

パニックっていうのは、

本当の想定外が発生した時、思考の停止が起こることで発生するもの。

その想定外がおこらないように、あらゆる想定をしておくことが、プロの仕業。

想定ってなにか。

ストーリーです。

いい悪い、あらゆる可能性を想定したストーリーです。

今、専門家会議にも、政府にも、結果へ導くストーリーがない。

ストーリーが語れなければ、誰も耳を貸しません。行動しません。

 

ワクチンっていう極めて不確定要素が結果にかかわってくるなら、

短期的にでも何か作るべき。

それが新規感染者数がこれだ!とか。

 

最近になって10人以下という数字を耳にしましたが、

そういうの、はじめっから言うべきでしょ?

言わないからGWていうのが世間の結果になっちゃってる。

だから、時間がすぎるのを待てばいいだけになってて、本来やるべき自宅待機をやらない人がいる。

この新規感染者10人以下、っていう目標結果、事前に決まってたとして、

世間がGWが結果と思ってしまった時点で、伝わってない=行ってないと同じですからね。

 

結果を伴ったストーリーがないから、

今だに、

接待で夜の繁華街行いったり、

年寄りがであるいたり、

パチンコにいそしんだり、

感染リスクの高いスポーツジム行っちゃうんじゃないの?

検査だとか、隔離施設だとか、準備にスピード感がまったくないんじゃないの?

そういう自粛しない人がいて、この数値がこっち側に行くようなら、1月延長です

って、初めの段階でいいなよ。

AC広告、ネット広告、いろんな手法で語りなよ。

 

今回、延長するにあたっては、そういう話(結果とそこまでのストーリー)をするんだろうな!

って強く思います。

 

まぁ、それは政府の仕事であって、専門家会議は医療専門部門なので、ストーリーなんて考えませよ、

ということもあるでしょうか。

 

最後の方に感染のシミュレーションがありますが、、

それはただのグラフ。

一定の数値を入れて計算しただけ。

これはストーリーではありません。

単なる計算結果です。

意志を持って変更することのできる行動に、一定の変数、同じ計算式はあり得ません。

 

せめて、このタイミングで行動制限するとか、

そういったコメントくらいは、あってほしかったな、と。

今までも8割削減でこうなる、7割だと効果半減、6割は横ばい

っていう状況は示しましたが、明確で具体的な結果も提示してませんでしたし、
(少なくとも10人以下というのはつい最近知ったし、
そういう情報を今目にする人がいる時点で伝わってない、提示してないと同義です)

そうなった場合、医師会としての今後のストーリーが全くありません。

なので、

「おおん。なるほど。で?」

っていう話です。

 

しつこいようですが

 

「接触7割減ったけど、新規感染10人以下まで下がりきらないから、1月延長になるよ」

ってはじめから提示されてたら、どうかな。

企業の活動も、どうかな?

企業は自分の首絞めることになるから、どうにかして出勤もっとへらしたんじゃない?

世間の雰囲気は、GWまで頑張ったんだから、こっから解禁だ!っておもっちゃってたでしょ。

それが、世間が考えたストーリですよ。

世間はデータなんか見てませんからね。

すべては、空気と感情でしかきまりません。

ワイドショーで、世間は5/6がゴールだとおもってますよ、ってさんざん言ってたのにね。




組織がうまくいくとき、行かないとき

結果をうまく出すうえで重要なのが、それを主導する組織がしっかり機能しているかどうか、

が最重要だと思います。

上層部がしっかりしてないのに、部下がちゃんと行動とれますか?って。

 

国というものが、経済、医療、法律、他にもいろいろ専門部署がある一組織だとして。

うまくいく組織ってどういうものかというと、

「ある専門部署がどれだけ他の部門を自らの顧客としてどれだけ譲れるものを提示できるか」

を自発的に考えられるかどうか、です。

 

こうしないとダメ、こっちのほうが絶対いい、とかでなくって、

「うちの部署の立場からしたら、こう考えますけど?」

って言えるかどうかです。

 

自分の部門を優先に、最適解を考えるのは当然です。

ただ、一部門だけの提案が受け入れられるってことは、組織である以上、100%ありえません。

かならず調整がはいります。

ありえないので、この部分はゆずってもいいよ、っていうのをどこまで提示できるか。

用意できるか。

 

それを、「いや、ゆずれません」の一言で言った場合どうなるか。

最終決定として、一番触ってはいけないところを触られてしまうとか、

譲れないはずが他の部門優先になってることへの不満とか、

お互いを敵視してうまく組織として回らないとか、

そんな負の要素しかありません。

 

今回の専門家会議には、そういった「譲れるところ」というのは一切なく、

今の現状が続くことを前提として、

こういう対策、準備をしなくちゃだめだよっていうことしかありませんでした。

それ、感染症が発生した時点でいえることだろ?

マニュアルに則って機械的に発言できるようなことなんじゃねーの?

って。

 

これまでに得られたいろいろなデータがあるとおもいます。

これ、何のために取ってんでしょうね?

年齢、性別、持病などによる重症化率、死亡率とか。

 

今、医師会が問題としているのは重症患者が出ること、なわけで、

いろいろなデータを見るかぎり、これを抑えればいいよとか、

このカテゴリーは抑えたいとか、

そういったデータに基づいた提案くらいはできないのかな、と。

そうすれば、経済活動を考えて緩くするにしても、

緩くするとこ、締めるとこ、そういったところがはっきりするでしょうし、

世間に言い聞かせるにしても、このカテゴリーねらうとか、

そういった選択肢を広げることにもなると思います。

 

逆に、いっくら言っても抑えられない人や状況もあります。

医療より優先されてしまうこと。

働くための通勤とか。

依存症レベルのパチンコとか。

もういいやっていう年寄りのおでかけとか。

データとして、それくらいの人間が好き勝手やっても、感染には支障ないよっていうなら別ですけどね。
(思った以上に感染抑えられなかった、っていう時点で、だめですけど)

むしろ、そういう数値の裏付けがあったら面白いですよ。

あきらめつきますw

そういう何も考えない行動も、次のステップのための起爆剤になるでしょうし。

 

これから先、

子供や子供造る世代は、感染したらその先どうなるか不明っていうのがあるから
やっぱり最大限の注意するとか、

30、40、50代の労働中心の世代だったら、
はっきりいって、感染覚悟で就業しろとか、

引退世代は、あんたらが一番かかったら医療としてもひっ迫していくから、
ちょっと自粛してね、って。

そのためにいろいろするよ、と。

そういう話ができるようなデータだってあるでしょうに。

そういう譲れる話がでてこないとしたら、それはまとめるべき政府がダメでしょうね。

専門家会議に、ダメばっかじゃなくって、何かいい方法がないか

提言してよって、議題に入れとかないと。

一部、地域によって強度を変えるというのはありますが、

それ自体は、感染者がいなくなってるというところは変わってません。

現状の東京のような状況でどうするか、が一番知りたいところ。

 

医師会側も、医療が国の組織の一部であり、

絶対的な部門ではない、という認識がないのかな。

「人の命が一番大切」

ですが、人は「病気」だけで死ぬわけではありません。

もっと言うなら、医者がすべての病気を治せるわけではありません。

あなたの考える「vs新型コロナ」ストーリーはどうですか?

と、私は経営者視点なので、医療とは別の視点になってしまうので、

余計もどかしく思ってしまいます。

今回の専門家会議は医療の専門家なので、その視点は100%、

「命を守ること=医療現場を守ること」

になります。

これは当然ですし、他を知らないので、それしか言えないかもしれません。

(しつこいですけど、せめて予測やいろいろな想定プラン、何を譲れるのか、くらいは話してほしかった)

 

この提言を100%そのまま実行したら、、

つまりは、

「国民の皆さんには行動を変えてもらい=現在の状態、

 それを反永久に徹底してもらいます=経済活動はもうやめましょう」

てことになります。

 

こんなの、誰も言うこと聞きませんよ。

何の結果も、それに向かうストーリーもない話。

 

いや、それをほんとに政府が実行するなら、

すべてをリセット(資産も借金も、会社も仕事も、地位も)して、

当分(終息するまで)政府が生活の面倒見ます、になるかな。

毎月一人10万給付。

年間、144兆円。

そんなの無理でしょうねw

 

なので、国の役員会としての政府が各部署の言い分を聞いて、どういう選択をするか、

役員会トップの社長である総理大臣が、どういう決断をするか、

ちゃんとストーリーを語れるか、

そしてそれにプラスして、一貫性を持って実行できるか。

 

専門家会議の「おわりに」として、

「専門家会議としては、直近のデータの収集・分析を行い、近日中に、再度、これま
での対策の評価等に係る詳細な分析を行うとともに、今後、求められることとなる
対策の詳細を示すこととしたい。」

と結んでいます。

さて、この分析と今後求められえる対策、というのが、

結局、医療100%で行ってね、その結果を見てみましょう、

というのか、

こういった方法がありますよ、こういったプランが考えられますよ、

というのか、

結果、待ちたいと思います。

 

が、すでに、総理が「1月延長」っていってますから、

経済はあきらめたからこのままいってね、ということなんでしょうね。

 

さて、4日でしいたっけ?

どういった内容の宣言になるか、楽しみにしてましょう。

私個人的には、

「命も大事ですが、経済による死もあります。

経済を回すためにも、一部の方には不自由掛けますが、

総合的に命を守るために、完全な活動停止はしません!

1月後、皆さんの行動次第で、こういう状況と予想し、そうなったらこう、

もしこうなったら、その後の1月はさらにこういった活動になります!」

っていうことで、

カテゴリーを分けをして、

すみませんが、年齢や持病など、データ的に重症化しやすいカテゴリーの方の
行動は制限させてもらって、

子供たちは、学校にいは教育の観点からも行ってもらいたいですが、
ローテーションなんかで人数や回数は減らしつつ、
家庭でできる環境整備(webや録画授業とか)をしてもらって、

働き盛り、かつ、症状が軽症で終わる世代は、
検査は十分にしつつ、もし感染したら隔離前提、

いうなれば、

プライバシー無視の韓国監視方式を導入してでも経済を回してもらう、

が希望でしょうか。

 

もう一つは、

「感染が思ったよりも下がらないのは、いろんな活動をしているからで、

むしろ、このままではより不自由が長引くだけだ!

だから、新規感染者0を目指して、完全に活動を禁止します!

そして、確実に1月後に結果をだして、活動を再開させます!」

て宣言しますね。

 

で、会社活動にしろ、すべての経済活動を一斉にストップして、

ローンや賃料や給料、何かの支払い、そういった固定支出を全部1月止めちゃって、

生活する分のお金(つまり、給料のかわり)を今回の10万一律給付同様にして、

完全に1月封鎖。

勝手に出歩くものは法的に拘束。

他国でやっているロックダウンですね。

医療100%で徹底するなら、こっちのほうがいいはず。

結果も必ずついてくるはず。

 

申し訳ないですが、お年寄りの言動(ニュースや知り身近な知り合いも含めて)から想像するに、

その根底には、

「もう(こんな退屈な生活しいられるなら)、長く(生きて)なくてもいいから」

というのがあるんじゃないかと。

彼らは冗談半分でいいますが、半分以上、本音なんじゃねーの?って。

 

パチンコにしても、この状況で他県からくるって、確実に依存症でしょう、

っていっても過言ではない人たち。

 

どうであれ、感染したら本人だけの問題じゃなくて、

医療のリソースも大いに使うわけで、そこは抑える方法を何か作っとかないと。

そのあたりの方法論は、すみません、どういうリソースがあって、

どういう法律があって、というのがわかりませんので、そこは政府の仕事かと。

こういう理由でできない、は、なし。
どうやったらできるか、を本気でかんがえてもらいたい。

法律かえる検討含めて。

今回、緊急事態宣言を出すうえで、すでにしているわけですから。

 

政府は、安部さんは、

具体的な結果を提示したストーリーを語れるか、宣言できるか、

そしてそれを目指すにいあたって、何を捨てることができるのか、

一貫性をもって、実行することができるのか!

 

思ったほど感染者が減ってないから、

もう1月だけがんばってね、って専門家会議に言われた。

なんてこといったら、もう絶対に自民に入れない。

ほんとに。

 

まぁ、どういう方針を出してくるのか、楽しみにしてます。

追記 あまりにも学者すぎる発言

4月1日ごろ減少転じたか 外出自粛要請など契機 専門家会議

発言の切り方だけの問題(だとしたら、記者のレベルが知れちゃう)かもしれませんが

大橋順・東京大准教授(集団ゲノム学)も「感染減は不十分で、宣言を解除すればすぐに患者が急増する」と分析。「ロックダウン(都市封鎖)をしなくても、現状程度に接触を制限すれば感染が減りそうだと分かったのは良かった。今後の政策に生かしてほしい」と求めた。

いや、この生ぬるい状況を何カ月も続けるって、現状終わりかけてる経済からしたら、復帰不可能。

そこは、「今の方式じゃダメだ!いつまでたっても先が見えない!」って提言してくれって話です。

今の状態でも、すべてがストップしているところは山ほどあるのだから、残り僅かの業種を全ストップしての新規感染10人以下を目指すのが早期減少を狙うべきなのでは?とおもってしまいます。

というか、そういう予測を政府に伝えたってよ!

それとも、現状の政策で新規10人以下をキープできるといいう予測があるのか?

 

こんなコメントは、グラフの推移をみたら小学生でもわかるっちゅーの。

記者の質問レベルが低いのか、専門家も結局なんにも言えないのか、どっちかな。。