前回の記事のデータまとめの根拠はこちら

検証!オミクロン株に対するまん延防止等重点措置の効果を勝手に検証してみる①データまとめとその根拠

 

評価に使用するデータは、新規陽性者数

です。

あとわかる数字として、重症者数と死亡者数がありますが、

どちらも絶対数がすくないのと、

重症者数は日々のカウントがむつかしいのと、

死亡者数は、死後検査で発覚するような、どうにも死因として疑わしく

市中感染がひろまれば単純に増えるでしょう、としか言いようがない数字だからです。

 

陽性者数の調査もいろいろ不備はありますし、

検査数が足りてないこともありえるとしても、

第6派内での比較としては、一番取りやすい数値として

新規陽性者数とします。

 

で、それぞれ県ごとにわけ、

県まとめても表示しやすいように10万人あたりの7日移動平均

として表示しました。

各地域分母を同じにして比較が近くなるのもありますので。

で、そのグラフに、

まん延防止発令時期を追加しています。

その状態にて、各々見ていきたいと思います。

今回行うのは新規陽性者数データから読み取れる事実確認からの効果検証

まずは、まん延防止ありなしでの効果を見てみるとします。

まとめたデータが2/10までのものですが、

その状態を見てみると

まん延防止重点措置 発令なし11県の結果

ピークアウト 4県  山梨 鳥取 愛媛 秋田

上昇傾向減少 4県  宮城 徳島 岩手、福井

上昇傾向継続県 3県  奈良、滋賀、富山

 

山梨と鳥取はもともと優秀な県ですよね。

とりわけ山梨は、甲府といったそれなりの都市があり、かつ、

富士山という観光地が関東圏直近、という環境でありながら、

かなり抑え込んでいる印象です。

鳥取や秋田とは、そのあたりがちょっと違うかな、という印象をいつも持ってます。

山梨モデルは人口が少ないからできるんだ、という話もありますが、

東京や大阪は無理としても、ほかの件、群馬や茨木とかだったら十分出るのでは

と思う次第ですが。。。

 

上昇傾向減少件とは、陽性者数があきらかに横ばいになっている県です。

これまでも、この状態から再上昇というのはないので、このまま減少に入るのではと。

宮城は注目ですね

ことあるごとに、無能無能とののしられた宮城県知事の村井さんですが、

今回は、

飲食店制限の効果はエビデンスがない!

とはっきり言ったうえで、学校や施設への対策がいいのではと、

まん延防止を要請せずに頑張って走ってます!

都市の規模としても、鳥取や秋田と違って、いいデータになるものと思います。

そもそも、前回だって緊急事態宣言とか、なんら関係なった県ですからね。

村井さん、ねばりましたね!

同列にあげられる、仙台市の市長は、、、、

上昇傾向継続県 3県  奈良、滋賀、富山

奈良県知事も、宮城と同様、

「飲食店制限の意味が分からない」

として宣言を保留しています。

宮城と違って、ちょっと今のところ収まる気配がないのが気になりますが、

おそらく今週(2/14の週)でそれなりにわかってくるのでは、と。

 

滋賀も大きく感染が続いてますが、

両方とも大阪隣接県というのが気になります。