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新型コロナウイルスの空気伝播に対するマスクの防御効果

現象を数値化、定量化数する意味ってなんだろう

今現在、新型コロナウイルスに関して定量化、数値化されている事象とは?

想像やシミュレートではなく、実験による数値化をしないといけないわけ

コロナウイルスやら、がんのことやら、健康についてとか、いろいろ書いてますが、
私自身は、元某企業の開発研究の技術屋で、今は経営者として不動産関連と
医療とは直接的な関係にはありませんが、技術者視点、経営者視点でいろいろ考察している次第です。

ので、医療情報については、その審議についてあなた自身でお確かめください。

新型コロナウイルスの空気伝播に対するマスクの防御効果

まずは、東大が行った研究の内容と結果ですね。

発表ページはこちらです。

新型コロナウイルスの空気伝播に対するマスクの防御効果

それ読んだら終了になるように思いますが、結果問いよりは、

今回、ちょっと地味な内容ではありますが、その実証試験が出たという、その意味ももうちょっと考えると、

自分で考える、コロナを適切に対応する、という自発的な思考もできるんじゃないか、と思います。

 

で、研究の簡単な紹介ですが、簡単にいうと、下記のとおりです。

 

マスクをつけた人形を用いて、

感染者側にマスク、もう一方にマスク、とした場合に、

その有無によってウイルスがどれだけ飛散したり、吸い込みにくくなったりとを、

マスク無しをベースにした値と比較して、そのウイルス比較する、というものです。

 

結果

マスク無しのウイルス量を100%として、

吸引側がマスクをした場合

布マスク 60-80%

N95(隙間有)15-40%

飛散側がマスクをした場合

布マスク 25-40%

N95(隙間有)5%

 

吸引側にはマスク効果は少なく、飛散側がすることで大きな効果がある、ということです。

 

両者がマスクをした場合を考えると、マスクが時と比べて30~15%くらいに収まる計算になります。

この数値を見ると、海外ではマスクをしなかったり、日本人より良くしゃべる、

ということを考量すると、広がりやすいっていうのは納得、と思いませんか?

 

先日東京に行きましたが、外国人のマスク率は低いなーって思いました。

そして、路上でもでかい声でよくしゃべっている。

そりゃ、これがデフォルトだとしたら、海外では広がるわなーって思います。

 

もちろん、人種の遺伝子的な部分もあると思いますし、話題に上がっていたBCGなどの要因も無視できませんが。

現象を数値化、定量化数する意味ってなんだろう

で、今回の東大の新型コロナウイルスへのマスク効果の数値化が、これまで一般的にいわれている

「マスクをしていると効果あるよ」

という話とどう違うのか。

 

それを考える前に、定量化、数値化ってなんだろう、ということです。