コロナワクチン、その効果は実際にどう顕在してくるのか

で、パーセンテージで考えてみると、結構な効果がある!と思います。

実際、そうなんでしょう。

で、実数を考えてみると、どうなるか、と。

この実際の感染者数がどう動いていくかっていうのを考えた場合です。

ニュースで連日流れている、どこどこの感染者数何人、みたいなのが

おお!ワクチン効果!

って体感できるのか、っていう話です。

今回は外国での感染になるので、もともとの患者数が多いです。

今回の試験では、

16歳以上の健常者4万3448人が対象

となりました。

その中で、ワクチン接種者からは8名、プラセボ接種者からは162人の感染者となったわけですが、

母数をわかりやすくすると

ワクチン接種者10000人のうち4人が感染(0.04%)

何もしてない人10000人のうち88人が感染(0.88%)

感染者が多いということで、アメリカで考えましょう。

人口約3億人として考えます。

で、ワクチン接種が始まって、1000万人が完了したとします。

単純に30人中1人がワクチン接種者となります。

タイミングにより新規感染者が数値は変わってくるので、

何もしない状態でのベースの感染者数を治験で求められた感染率を使ってみます。

検査した人が10000人いたとして、

これまでが88人の感染者がでるところ、

ワクチン接種者が若干いることでどうなるかとうと、

= 10000*1/30*0.04%+10000*29/30*0.88%
= ほぼ0 + 85 人

で、85か86人となります。

・・・え?

10000人中で、たった2、3人しかかわらないの?

っていう。

今現在10万人の新規感染とかいう報道もありますので、感染者数をこれに近づけると

8.8万人感染するところが、8.5万人に抑えた

と。

 

うーん。。。

誤差範囲?

体感として感じることは、できないように思います。

いや、すでに感染者もいるので、そちらもワクチン接種者とどうようにあてはめると

3000万に接種したとすると、人口の10%にあたるわけですが、

おおよそ10000人中、80人が感染。

3000万人が摂取したら、本来10万人感染するところ、9万人に抑えれた

という感じです。

うーん、、1割だと、これまたちょっと体感的にどうなんだろうか、と。

ただし、乗数的にひろがっていことを考量すると、どっかの点を抑えるだけで、

それなりの広がりを抑えることにはなるとは思うのですが。

ただし、集団免疫獲得、という言葉を使うとするなら、集団の60-70%の人が抗体を持たないと、

ということになるので、ワクチンで10%の人が抗体をもったら、

どれだけの拡散抑制があるのかは疑問です。

この辺は、数学モデルを使って拡散速度がどう変わってくるのかは計算できそうですが。。

日本の感染者数がどう変わってくるか

日本の人口1.2億人として考えて、今現在、一日で全国で3000人超の新規感染者がでていますので、

10000人に対しての感染数は25人 = 0.025%

となります。

すでにこの時点でアメリカに比べてかなり少ない数値になります。

ので、感染者数の多い東京に絞っていくとどうなるかと。

人口1400万人に対して新規感染者数を、簡単にするために700人とします。

そうすると、

10000人中5人感染者が出る = 0.05% 

となります。。。

それでもかなり少ない!

アメリカでワクチンを接種したレベルです。。

で、この数値に対して、全国2000万人接種したとすると、人口の17%がワクチン接種した、となります。

で、東京でも17%の人が接種したとしたら、

もう計算が面倒なのでおおざっぱに、新規感染者が15%程度に減ったとして、計算してみると・・

はっきりって、この時点でワクチンの効果がみられるかどうかが、かなり疑問に思えてきます。。