よく巷には「がんが治る食事」的な表題で患者に目を向けさせようとするものがいくつもあります。

子供のころからよく目につくのが、アガリスクとかフコイダン、といった成分のチラシ。

劇的に効くような見出しではありますが、だったら医者からも勧められるはずだし、

漢方薬のように、薬として扱われてもいいでしょう。

ぶっちゃけ、たの民間医療(民間療法)含め、保険がきかない=国が認めていない

ということは、メインの治療方法にはならないものだ、

というのが基本的な考えです。

もしかしたら、10年後には国が認可するような成果のあるものもあるかもしれません。

でも、今はそれは幻想にしかすぎない、と思ってます。

が、「やれることをやらないのは、最も公開すること」という考えのもとに、

調べられることは調べ、その情報の中で判断し、

きめたら信じてやりきるだけ、ということで、私が調べた結果をいくつか紹介します。

ちょっと長くなるので、前編と後編に分けてみました。

前編

ケトン食とは?

その他の食事療法

癌に対するケトン食、ケトン体の効果とは?

 

後編

ケトン食のメリット、デメリットそして否定的見解とは?

ケトン食を研究、もしくは推奨している機関、医師

 

がん治療にケトン食を併用しようという試みがあることを知ったのは、

「話題の「ケトン食でがんが消える」は本当か」

という東洋経済の記事がきっかけでした。

「ケトン食」で検索するとわかるのですが、

もともと子供の難治性てんかんの治療に用いる食事療法です。

アメリカでの出来事ですが、その治療中に、たまたま脳に腫瘍のある子がいました。

で、このケトン食を継続しいているうちに、その脳腫瘍がなくなった、というのがきっかけです。

そこで、このケトン食ががん治療に効果があるのでは?という仮説のもとに、

研究がはじまったという経緯があります。

まず、一つ確実に言えるのが、癌ではないにしろ、すでに医療として

確立された手法であるのは選択するうえでアドバンテージになるものと思います。

仮に、効果がなかったとしても、毒性はなさそう、といえるから。

そもそも、食事でがんが「治る」なんてことは思ってません。

よく書籍などで、「食事で治る」的な話がありますが、

仮にそうだったとして、いったい何例あるでしょうか。

事実だったとしても、そのほかに何かやってなかったか、など含め、

「食事」のみにフォーカスするのは、ちょっと危険かなというのが正直な感想です。

そういったのも含めて読んでいただければと思います。

ケトン食とは?

ケトン食とは、糖質を極力とらない食事です。

その代わり、タンパク質と脂質をとってカロリーを補います。

ケトン食とはあまりいいませんね。

やってる内容は同じでも、「断糖食」、「糖質制限」などと言ったりします。

通常の人のエネルギーは、昔から学校の理科で習ったりするブドウ糖です。

そのエネルギーをブドウ糖からケトン体に変えることによって

てんかん発作をなくそうというのが、もともとの治療法です。

なぜ、てんかんにケトン食が効くのか、最近では解明されつつあるようで

新しい治療薬の研究がはじまるとかはじまらないとか。

で、そのケトン食には栄養成分比としての指標があります。

脂肪/(糖+炭水化物+タンパク質)の比率(ケトン指数)を3~4:1

にします。

簡単に書いてありますが、実はこの数値をだすのはそれなりに苦労します。

特に、お子さんの場合だとむつかしそうですよね。

甘いお菓子も食べたいでしょうし、ケーキだって食べたい。

パンだってパスタだって大好きしょう。

大人が癌になってやるのは、治したいならそれくらいの意思をもたねば、と思いますが。

ただ、最近はそれを行いやすくするような食品も多く出てますし、

外食チェーン店でも、ダイエットをターゲットにしたものと思いますが、

糖質0のメニューもあったりしますので、

ずいぶん楽になっていると思います。大手さんだと下記があります。

ローソン ブランパンシリーズ

シャトレーゼ 低糖デザート他のシリーズ

くら寿司 低糖メニュー、糖質0麺など

調味料などは、糖質0をうたっているものを選べばよいかと。

また、できるだけ加工してない食品もよいので

お昼のコンビニで、チーズとかゆで卵、とかもいいかな、と思います。

あとは、こちらを勧める医療機関の先生たちが

食品会社や栄養士などと考えた商品やレシピなども随分とありますので、

参考にできるのが良いです。

また、その効果検証として、尿によるケトン量を測定できるのも

可視化や、それによるやる気の持続もできるところも、

すぐれているな、と思います。、

比較した他の食事療法は?

まず、癌になりにくい食事 と 癌になってからの食事

は違うのかな、という気がしています。

アメリカの取り組みで、癌になりにくい食品をちょうさする、

デザイナーフーズ計画、というのがありました。

そこで癌に効く(抑える)食品の順位がつけられるなど、どういった取り組みもあります。

今回は癌と診断されてからいろいろ考えた結果であるというのが前提なのと、

加えて、肺癌をベースに考えているということはお伝えします。

なので、ケトン食を用いるよりも、もっと効果的な食事法があるかもしれませんが、

肺癌、を前提とした場合に一番引っかかった食事法、というのもあります。

なぜ肺がんと食事とを結びつけたかというと、

癌種によってその効果がかわるんじゃないの?という考えです。

大腸がん、胃がん、白血病。

それぞれに得手不得手があるのではと思いますので、

肺がんとしてのデータがあるかどうかも重視しました。

で、そういう前提をもとに、今回一緒に調べたケトン食以外の食事療法です。

ゾルゲん療法

こちらは比較的メジャーでしょう。

おそらく柑橘系がいい、フルーツのジュースがいい、という話は、

この食事療法の簡単に実践できる部分を切り抜いたものではないでしょうか。

思想としては、あくまで食事が癌を倒すのではなく、免疫力を上げて

自然治癒力によって対抗する思想です。

これは、どんな食事もそうなんじゃないでしょうか。

概要は、

①無塩を数か月~2年

②脂質は亜麻仁油、動物性たんぱくはだめ、植物性たんぱくをとる

ゆくゆくは魚OK

③全粒粉での炭水化物をとる

④1日に、くだもの野菜ジュースを2リットル、野菜を4~6kgとる

⑤コーヒー浣腸、アルコールや喫煙、添加物NG、茶色の炭水化物や新鮮野菜の食事

だそうです。

要は、添加物などに気を付けて(これはすべての食事法に共通)、

野菜や果物をたっぷりとって、栄養を取りつつ、体を綺麗にしていきましょう、ということです。

無理です!

4kgも野菜取れません!

2リットルもくだもの野菜ジュースを作れません!(もちろん市販品NG)

まず、ケトン食と根本的に異なるのは、糖質はOKとなっています。

糖に対してはフリーです。

くだもの、野菜ジュースを大量にとると、糖質をかなりとるはずです。

茶色ければ、炭水化物もOKというところも、糖質OKといえます。

とにかく、ビタミン、ミネラルをメインに、体を綺麗にしていこう、

ということで、栄養やミネラルの多い野菜ジュースを大量に摂取、になります。

コーヒー浣腸も、体を綺麗にするため、だそうです。

ゾルゲン食事療法は歴史は古いですし、海外では比較的メジャーなのですが、

いかんせん、データがなかなか出てきません。

よくオレンジがいい、リンゴがいい、といいう話を聞きます。

思うに、こちらから簡単な要素だけを取り出して広待ったのではないでしょうか。

ケトン食と比べて、

昔からあるのにもっと医者などから勧められていないこと、

研究機関として、データをとったり、まとまった症例報告が見当たらないこと

体にいいというなにがしかの指標がなく、ただ漠然とやらないといけないこと、

実際やろうにも、全体的にちょっと無理があること

から、ケトン食にを選択しました。

 

済陽式食事療法

こちらも根本のところはゾルゲン食事療法なのかな、と内容的には思いました。

ただ、もっと詳しく理論的に、

こういったことに対して、こういった食事が、栄養が効いている、

という細かな説明があるところが説得力があります。

それに基づいた食事法になっています。

こちらも糖質については制限はありません。

あくまで必要な栄養を摂取し、自然治癒力を高めよう、という思想です。

やっぱり研究機関がデータをとるといようなことになっていないのが、

ケトン食と比べて一歩引いてしまうかな、という感じです。

癌になる前、におこなう食事方法としてはいいのでは、と思います。

こちらでもデザイナーフーズ計画による食品の記載もありました。

書籍も多く出ていますが、実践されているのがこの医師のみ、というのも引っかかります。

 

その他の糖質制限

結果的にケトン体を出すことになるので、ケトン食と同義ではありますが、

糖質制限、という大枠は同じですが詳細が異なります。

人によっては、

とにかく炭水化物をやめて肉だけ食ってればよい、野菜はいらない!

というのもあれば、

肉はやっぱり駄目でしょう。

鶏や魚と野菜は糖質を少ないものを、というのものから

大阪大学で実践されたようなMCTオイル推奨したケトン食もあります。

どれだけち密にやっていくか、というのもありますが、

今回は大阪大学で実践されたケトン食の内容、

摂取するとよいとされる食品をとるようにしたもので行いまいした。

食事としてこうしたい、という内容は下記の資料です。

 

後編につづく!