私自身は、元某企業の開発研究の技術屋で、
今は経営者として不動産関連に携わっているので、医療とは直接的な関係にはありませんが、

技術者視点 = データ、数字が全て、考察に足りない部分はさらにデータを積み上げろ

経営者視点 = お金の流れはどうなっているのか

でいろいろ考察している次第です。
もとになる医療情報については出所を記載しますので、この記事の内容はもとより医療情報の真偽含め、あなた自身でお確かめください。

 久々に免疫療法の記事があったので、捕捉します

久々に癌関係のおはなしになりますが。

コロナの感染がかなり膨大になっています。

一般人である私の予想は見事に外れてしまいました。
まぁ、素人の希望邸観測、だったわけですが。

グーグルのAI予想だと、14日にピークだそうです。
私の場合、遅くとも1月一週目がピークとしたんですが、甘かった。。

と、それはまた置いといて。

久々に「光免疫療法」の記事を目にしましたので、経過の確認も含めて、です。

光免疫療法とは?

「抗がん剤」というと、薬でがん細胞を破壊する、と言えます。

光免疫療法も、「抗がん剤のようなもの」を体内に入れて、その成分をがん細胞までもっていって、破壊する。

と言葉では同じように思いますが、

癌細胞の倒し方が、通常の抗がん剤が化学物質、いわゆる抗がん剤では、がん細胞にとって「毒」になるもので倒すのに対して、

光免疫療法は、その薬、化学物質に「光」をあてることで、物理的性質を変え、物理的に癌細胞を破壊する、

というものです。

通常の抗がん剤が、薬を体内に入れるだけで作用するのに対し、

この光免疫療法で用いる「薬」のスイッチは、この光を当てるかどうか、がポイントになります。

光のスイッチ、その意味するところは!

抗がん剤の場合、とりいれるだけで作用するため、正常な細胞も傷つけてしまう、

つまり、髪の毛が抜けてしまうのも、抗がん剤が髪の毛に関する細胞に作用して、痛めてしまうからであって。

一方、光免疫療法では、

光が当たらなけば、薬が作用しないので、患部だけに光を当てればよい

すなわち、

細胞を破壊する部分を限定的に抑えられる、

ということです。

(屋外に行ったらどうなるんだ?という疑問はありますが、正常細胞に薬はそこまでとどまらないかな?)

光免疫療法による破壊原理とその効果は!

まず、がん細胞まで薬を運ぶのはどうするのか、と。

これはこれまでの抗がん剤と同様、がん細胞であるマークに引っ付く物質で運ぶと。

これは従来と変わらずですし、これまでの技術が十分に役に立つ、ということです。

 

これまでの抗がん剤は、がん細胞に到達しているにもかかわらず、

その「毒」が確実に利くのかどうか、っていう問題があります。

 

それに対しいて、光免疫療法の細胞の破壊方式が物理的であることで、

化学的云々ではない、がん細胞が毒に慣れているかどうか、という問題ではなく、

ゆってみれば、「細胞が物理的にどれだけ強いか」ということになります。

 

さすがにずるがしこい癌細胞でも、細胞膜を3倍厚くするとか、そういうのは無理でしょう。

なので、薬が癌細胞にとどまれば、確実に倒す、と。

 

ここも大きな違いですね。







さらさらに。

癌細胞であるマークが果たして有効か、と。

確かに、そのマーク自体はものすごい種類があるそうです。

なので、現時点ではそのマークがはっきりしやすい部位に適用がとどまっているようですが、
(承認されている、という意味で)

そのマークの研究やら、そういったのも進歩しているので、

その適用範囲はどんどん広がっていくであろう、とのことです。

と、がん細胞への作用の仕方はこういった感じでまとめられます。

この辺りは、これまで光免疫療法のおさらい的な部分ですね。

で、私が疑問に思っていた一番の内容

じゃぁ、光免疫療法の「免疫」って何ぞや?

というのがあります。

不思議だったんですよねー。

が、今回の記事でようやく納得。

抜粋しいますと、

「がん細胞の細胞膜が破れて壊れるというのは、がん細胞の“中身”がフレッシュな状態のまま外に出ることを意味しています。これは専門的には、『免疫原性細胞死』という特殊な死に方なのですが、がん細胞のさまざまな目印がほとんどそのままの状態で提示されて免疫細胞に伝わるのです」

とのことです。

「毒」で細胞を破壊してしまった場合、破壊された時点で細胞が死んでいる、

成分が変質してしまっている、ということになりますが、

物理的に細胞を破壊した場合、その成分が癌細胞のまま免疫の餌になる、

すなわち、免疫の攻撃システムに登録される、ということだそうです。

で、免疫が生き残った癌細胞を攻撃していくと。

なるほど。

これは免疫を活性化させる、まさに文字通りの免疫療法、ですねって思います。

 

抗がん剤よりも良いメリットとしてさらに思うのは、

患者の体力が奪われてない状態で免疫を機能させられる

っていうのが、いいですよね。

 

抗がん剤の場合、免疫自体も弱りますし、なにより患者の体力が急激に低下していしまう。

それに比べて、そういうった無駄な体力を消耗しない光免疫療法なら、

免疫や患者が元気な状態で、がん細胞を免疫が覚えられるっていうのは、ちょっとすごくないですか?

光免疫療法に副作用、デメリットはないのか!

以前、研究段階の記事であったのは、癌細胞が大きい患者に対して行った際に、

一気に癌細胞を破壊してしまうことで、その破壊の影響によって悪さがおこる(最悪死んでしまう)というのがありました。

なので、破壊を続けるのではなく、回復を待ちながら何度か行うほうがよい、と。

 

まぁ、これは副作用というか、デメリットというか、その塩梅はどうすればよいか、

というのは今後も研究されると思いますし、致命的な欠陥にはなりえないでしょう!

そして最大の問題

それはやっぱり価格ですね。

オプジーボとか、最新の治療は、何千万とかかります。

支払う側の金額は上限があります。

後期高齢者の場合、月の上限は10数万円だった気がします。

要するに、この何千万を税金でおこなうということです。

これは非常に問題です。

今回の光免疫療法にかかる費用は、どうなるんでしょうか。

はっきり言って、化学物質を作る費用は知れていると予想します。

量産時の原価ベースとしては、です。

じゃぁ開発費はどうなのか、これを回収するためにものすごい薬価になるわけですし。

これは、支援をしてきた三木谷んさん、でしょう。

いうなれば、いくら資産があるといっても個人で支援できるレベルである、というところがポイントです。

そこは価格に対して、大きいのでは?と思います。三木谷さんのそもそもの志としても。







 

僧居た不確定な部分は置いといて、

開発費、というところで言えば、これまでの抗がん剤の場合、

その「毒」自体が癌細胞の種類によってカスタマイズされたものになるとおもいますが、

今回の化学物質は、どのがん細胞に対しても共通なはず。

化学物質の変質による物理的破壊だから。

 

であれば、この破壊するための化学物質にかかる費用は、開発費含め、かなり抑えられるはずです。

開発は終わってますし、製造ラインはどんながんに対しても共通です。

 

ただ、キャリアとしての薬剤部分は癌細胞の種類によってカスタマイズされると思いますが、

これ自体の開発はすでにずいぶん進んでいるはずですし、既存のものを使るはずです。

こちらはこれまでの抗がん剤で開発済み、なわけで。

 

キャリアと化学物質をつなげる部分の開発と製造工程を構築する部分、

が投資部分になるものと思います。

 

そいう言う意味では、ゆくゆくは既存の抗がん剤以下の費用でできるんじゃないの?

 

と。

そのあたりは、出資者である三木谷さんの一存も大きく影響すると思います。

もちろん、業界や行政の既得権益への配慮、も関係すると思いますが。

そういうものを、いっそのこと、破壊してくれないかな、というのも一つあるかなぁ。

薬剤の業界人ではない三木谷さんにしかできない話だと思うのも、正直なところです。

その価格決定は「中央社会保険医療協議会」という厚労省に属する組織になるようなのですが、

まぁ、ちょっと、そうなるといろいろ臭いますよね。

臭うっていうか、命を守るっていうよりも、そこに絡むところの利益を守ること、しか想像できない。

単純に作った会社が決められるものではなさそうで。

安い設定なら、すんなり通るんですかね?

これまでの2~300万円する抗がん剤治療に対して、

光免疫療法は100万円で売ります!

っていたら、すんなり通るんですかね?

そうなると、製造工程含め、安い価格で出せるかって言えば、そうなると他の薬が使われないだろうから、

っていう理由で、無駄に高くなりそうな気もしますしね。

今回の記事で筆者が言うには、

「がん医療の枠組みが完全に変わってしまうほどの大事件」

だそうですから。

そういう話は、「丸山ワクチン」の時にもすでに起こっています。

丸山ワクチンを承認しない、というのではなく、

「利かない薬を承認した」

という前科があります。

新型コロナにしたって、どうして「イベルメクチン」がさっさと承認されないのか、

というのも、全くの疑問ですしね。

開発費を考えた場合、各メーカーを守らないといけない、って話も分かりますが、

なんていうか、ほんと、、

ほんと、いや。

まとめ

・光免疫療法は、物理破壊であり、そのスイッチが光の有無であること

・それゆえ、患部以外攻撃しなくてすむので、副作用が少ない

・キャリアはこれまでの抗がん剤のものが使えるし、種類は今後どんどん増やしていける

・癌細胞を物理破壊するので、その成分を免疫細胞が覚え、攻撃できるようになる

・副作用は、一度に細胞を破壊しすぎた時に影響が出るが、回数行えばよい

・最大の問題は、価格がどうなるか、その決定に作用するのは何なんのか







 

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