目次
代替、もしくは補完療法について思うこと
高濃度ビタミンC点滴とは
高濃度ビタミンC点滴の賛否
高濃度ビタミンC まとめ
代替、もしくは補完療法について思うこと
高濃度ビタミンC点滴について、今調べています。
こういった代替(補完)療法となると、ほぼ、インチキとなってしまいます。
もし、ほんとに効果がある治療なら、標準医療に加わっているから、というのが理由です。
はい、もっともです。
ただ、発展途上だったら、そういうわけにもいかないと思います。
治験を経て、標準医療の仲間入りするわけですから。
身近なところで言えば、「漢方」がそうですね。
昔から伝わっている効果が科学的に立証されるまでは、医薬品としては扱えない、というような。
じゃぁ、今現在、そういった過程に一番近いものがあるとしたら、なんでしょうか、という話です。
いろいろ調べた結果、高濃度ビタミンC点滴ではないか、というのが、私の見解です。
代替療法の代表として挙げられるのあ、オプジーボなどとはちょっと意味合いが違う、
「免疫療法」
があります。自分の免疫を培養して、戻して、がんを攻撃する、と。
期待される治療として挙がっていますが、かなり高額なのと、その結果がこれだけやってもなかなか出てきてない、というのが実状なのかと思っています。
ただし、高濃度のビタミンCを点滴すれば、それだけでいい、とも思ってません。
プラス、その原理からして、断糖食=ケトン食も用いたり、もちろん抗がん剤も必要とするでしょう。
こちらは大学の研究などで、実際に成果もありますし信頼性はあるのでは、とおもっています。
私の父ですが、肺がんです。
切除する際には、すでにステージ4でした。
執刀医からは、おもったより進んでいて、もって半年かもしれない。
悪性の高い種類なので、一気に進行してしまいます、と。
確かに、一度肝臓に転移しました。
間質性肺炎を患っている関係で、抗がん剤も選択肢がなく、転移肝がんに効果がありそうというものを消去法で選択し、かつ、濃度を薄めて、という使い方でした。
3か月の抗がん剤治療の末、影は消えました。
断糖食(とまではいってないですが、ケトン体は狙いどおり発生していました)にる影響ではないか、という思いもあります。
抗がん剤治療中も、それほど顕著な副作用はなく、通常通り生活もできていましたし。
一度、40度以上の高熱が3日続いた時があったくらいです。
あ、髪の毛は抜けましたね。
その後、ふさっと戻って増したが。
「補助」としてのケトン食の効果は、やっぱりあったんではないかと、今でも思っています。
で、そういった代替、とまではいかなくっても、補完、補助となるようなものがあれば、金銭的な部分はありますが、見つけておきたい、というのがあります。
その中で、色々調べた結果の候補として、高濃度ビタミンC点滴です。
高濃度ビタミンC点滴とは
その昔、アメリカでビタミンCが癌治療に効果ある、として発表されたようですが、権威のある組織によってそれが否定され、それ以来、単なる眉唾だとされました。
が、最近になって、再度、その効果にスポットが。
試験管レベルでは、間違いなく効果がある、と言われているのと、無視できないほどの症例が出てきため、のようです。
効果としては、血中のビタミンC濃度が経口摂取では起こりえないほどまで点滴で高めると、ある濃度に達した時点で、がん細胞を破壊すると。
その破壊の工程が、通常細胞では外とならない過酸化水素というのが癌細胞にとっては毒であるため、通常細胞は傷つけず、そのため副作用がなく、安全に用いることができる、と。
また、最近の研究結果として、その効果が転移途中のがん細胞に対してもより効果的だという報告もあります。
詳しくは、「高濃度ビタミンC 癌」で検索していただければいくらでも出てくると思います。
今のところ確実に言えるのは、
抗がん剤の副作用が軽減されたり、治療中でも元気が出たり、
治療生活の質を上げるという意味では、確実にその効果を期待できる、というもののようです。
がん治療の効果については、個別の事例はいくつもあるようですが、統計だって優位に働く、というデータはまだ出ていないようです。
これが出ていれば、即保険適用の標準治療になってますからね。
高濃度ビタミンC点滴の賛否
問題のその信憑性ですが、下記が、調べたにあたっての主なものです。
注意点として、こちらの情報自体がほんとかどうかは私は確認をしていないので、あなたの判断にお任せしますし、直接掲載団体、掲載者におたづねください。
それを踏まえたうえで、賛否両論、載せていきます。
まず、代替療法を見るにあたっての前提として
いろいろな情報があります。
藁にもすがる気持ちで、我々は何か希望となる情報を探しています。
それに漬け込む輩に騙されないことが、絶対に必要です。
そういった点で非常に助けとなるのが、こちらの資料の前半です。
代替医療とはどういったものか。どういったことに注意しない解けないのか。
そういった記載がありますので、そちらは必読かと思います。
http://www.ejim.ncgg.go.jp/public/doc/index.html
がんの補完代替医療ガイドブック【第3版】
<活用編>
は一度目を通すことをお勧めします。
基本的には否定的です。
当然です。認めていないのですから。
一度冷静になるためにも、読むのが良いかと思います。
また、私が一経営者であるという視点からすると、そういった情報を発信している人、団体のお金の流れはどうなっているのか、が気になります。
というか、それがすべてだと思っています。
そういった点から見てもらっても、よいかと思います。
私の場合、医療とは全く関係ない人間なので、自分で言うのもなんですが、父親に対してどうしたらいいのか、という視点からしかみていません。
逆に言えば、病状や環境、条件が違う人からしたら、合わないかな、という方も当然見えるでしょう。
なので、事実、と患者身内としての感想程度の書き物、と思っていただければと思います。
高濃度ビタミンC点滴 肯定派
●総本山です
●症例報告や論文情報です。
http://www.iv-therapy.org/iv-therapy/Reference2.html
●広報
http://www.vic-japan.gr.jp/vicJ/no113/NL113.pdf#search=’%E8%B6%85%E9%AB%98%E6%BF%83%E5%BA%A6%E3%83%93%E3%82%BF%E3%83%9F%E3%83%B3C+%E5%90%A6%E5%AE%9A’
●まだまだその効果の原理解明がおわってません
https://www.teu.ac.jp/press/2018.html?id=143
こうった基礎研究も絶対に必要です。
効果があった時、なかったとき、その理由は何なのか、
こういった研究からどんどん施術の制度が上がるはずです。
●各国からの体験談的報告
資料レベルとしては最も低いものとなりますが、そういった話がおおいのと、
病院、医師レベルでもそういった話を書籍にしている人もいますし、
そうそう嘘はいえないでしょ?という状況で公開されていることも多々あります。
●ある病院の治療例
http://www.vitamine-c.jp/cancer/ct.html
どういった代替医療でもあるような例ですね。
●施術病院のQA形式で
https://kenko.org/faq/cancer.html
所感として、全体的に、やはり情報の質や両党意味では、なかなかむつかしい部分があります。
ただ、科学的立証や、個別の改善例などは、他の代替医療にはないくらいしっかりしているといいうのが実感です。
また、アメリカでの扱いは、もうすぐで補完利用として成立しそうだという話もあります。
専門医も1万人ほどいるとか。
ぜひ、正式な補完医療として認められるといいのにな、と思います。
高濃度ビタミンC点滴 否定派
●民医連 そもそも標準治療以外は否定しなければならないでしょう
●統計学から見た効果の検証
https://www.igaku-shoin.co.jp/paperDetail.do?id=PA03235_06
統計的に効果認められるのが最高にいよいかと思います。
そうなったら、標準医療に組み込まれます。
●代替医療のガイドブック2008 ビタミンCは全否定です。
http://www.jcam-net.jp/topics/data/cam_guide.pdf#search=’%E4%BB%A3%E6%9B%BF%E5%8C%BB%E7%99%82+%E6%B3%A8%E6%84%8F’
全否定の情報としては、2002年にまとめられたもの。
●代替医療ガイドブック2012
この時点では、経口摂取は意味なし、
点滴による高濃度は改善症例がおおくなっており臨床試験中、となっています。
この方針転換は非常に重いな、とおもっています。
これは新しく事情が動き出している証拠にほかなりません。
http://www.shikoku-cc.go.jp/hospital/guide/useful/newest/cam/dl/pdf/cam_guide(3rd)20120220_forWeb.pdf
●一般の医師
サイト情報ではなく、診療した際にビタミンC点滴などいえば、
「そんなもの何の効果はありません」といわれるでしょう。
●代替療法に騙されるな!的な発信です
https://www.buzzfeed.com/jp/naokoiwanaga/kanjashitenmihokatagi
高濃度ビタミンC点滴 まとめ
所感としては、意外と否定的な内容が少ないのに驚きました。
今現在、肯定的な研究結果がでてきたり、理論的にも整合性がありますし、そういって点でも、それなりに市民権がえられそうなのかな、と。
やはり、否定派の一番の言い分は、
臨床試験の結果がでてないよね、というものです。
統計的に優れた効果が出てないよね、と。
ごもっとも。
もし、ほんとに自信をもってやれる、ということであれば、さっさとデータを作ってしまえばいいのに、というのは、誰もが思うところと思います。
むしろ、できないのであれば、効果が何のであれば、結果を知りたいです。
私が経営者として勘ぐってしまうのは、
ビタミンC点滴を行う治療院側の利益、もなにかあるのではないかというところです。
今現在、加盟店のような医療機関がビタミンC点滴を提供しています。もし、これが標準治療に組み込まれたらどうなるでしょうか。
一般的な医療機関全部で行えてしまいます。そうなると、わざわざそういった提携する医療機関はお客が来なくなる、と言えないでしょうか。
なので、あえて、標準医療に乗るようなデータは持たない。
もしそういうお金の流れは関係ないとして、その効果に自信があるとしたら、どうしてもっと臨床試験をやらないのか、という主張は、ほんとにごもっともなんですが、ということになります。
また、ビタミンC自体はそれほど効果ではないと聞きます。標準医療になったとたんに利益が取れなくなる、という話も出たりしています。
そのあたりがほんとだとしたら、あえて代替療法にとどめている、というのも。。。
患者からしたら、どっちでもいいから、その効果を、実証を、しっかりしてほしい、と願うばかりです。