暇人がいる!

っておもわれることをやってますが、まぁ、暇ではないですが、ちょっとした暇つぶしなのも確かです。

ただ、会社経営者として、数字遊びではないですが、数字をどう見るか、という一つの訓練というか。

まぁ、結局暇つぶし、かな?暇じゃないけど。。

 

まん延防止重点措置の効果確認で何を指標にするべきか

前回、ピークアウトした県数についての判断で、まん延防止は効果はある、としました。

検証!オミクロン株に対するまん延防止等重点措置の効果を勝手に検証してみる②データによる効果の有無だけ考える

が、その効果量がかなり微妙だったのは事実です。

効果あり、と判断した理由は、

1.まん延防止重点措置発令県でのピークアウトした県の割合が高い

2.極一部の件では発令後に禁止陽性者数に変化がみられる

ただし、

その効果量は非常に微量である可能性がある

とまとめました。

なので、

果たして、1800億円の経済損失を出してまでやるべきことなのか、と。

で、その効果をどうやって評価するのか。

 

そこが本来やるべきところであるわけですが、政府、官僚もろともやってませんね。

分科会から報道で聞ける話は、生データをそのまま読み上げるていど、です。

増加する傾向にある、ピークを越えたかもしれない。。見たまんま。。

 

尾見さんが、今後の予測を言おうものなら、下がる傾向にあるけど、横ばいかもしれないし、上がる可能性すらある。

 

あなたたちは、優秀な株投資家なのか?

 

と思ってしまいましたw

優秀な株投資家は、「予想」はしないそうです。

当てられないって断言します。当てれるというのは詐欺師だと。

 

要するに、予想したってわからないから、全部のシナリオを想定しておく。

あー、そういうのは政府の対策で十分やってもらいたいですね。全部のシナリオ対策。

あきらかに、できてませんよね。後手後手になる原因です。

専門家が、わからないっていっちゃダメですよね。だったら解散すべきでしょう。いてもいなくても、同じだから。

 

検証しない、今後の見通しもあげげられない。

ゆえに何も手が出せない。

やれて、まん延防止を延長するかどうかだけ。。

 

見通しがない、というのは、商売する立場からすると、あり得ない話なのですが。

ギャンブルをしてはいけないですが、こういう状況になることを想定して行動する、

どうしても必要です。

潤沢に資金があれば、いろいろな手はてますが。

 

2/16現在のデータでピークアウト県は?

で、前回2/10現在のデータでしたが、今回2/16日のデータでもって再評価すると

ピークアウトを迎えた県は

まん延防止重点措置なし県 8県

あらたに 滋賀県、宮城県、青森県 が追加するのと、

山形県はまん延防止でてますが、発出前にピークアウトしているので、

宣言なしに加えています。

また高知県は12日に発令ということですので、16日データでは発令なしに加えます。

8/13県 61% となります。

まん延防止重点措置発令県でのピークアウト

発令ありの県ではかなりの件が追加されました。

埼玉 東京 神奈川 三重
京都 大阪 兵庫 岡山 福岡
大分 鹿児島 北海道 福島 茨城 栃木 石川 長野 静岡
和歌山

が追加で、

合計 27/34 となり 79%の県がピークアウト

となりました。

それなりの差が出たといえば出たんですが、

宣言なし県があと1県ピークアウトしたら、ほぼ追いつきますから、

ほんとに微妙であるのは変わりありません。

なので、効果検証はさらに別の指標でもって効果量が見える形で評価しないと

というのがあります。

まん延防止重点措置の効果を検証するための指標

今回評価指標としたのは、ピーク時の陽性者数、です。

消去法でこれしかないのですが。

また、比較しやすいように、10万人あたりに換算した数値で行います。

人口が多ければ、絶対値は当然多くなりますから。

また、発令なし県は件数が少ないので、まだピークアウト前の県でもまとめています。

もうすでにほぼ横ばいになってきているので、ピークの数値としては大きくは外さないものと思います。

発令なし ピーク時もしくは横ばい時の新規陽性者数

滋賀県と奈良県ががちょっと突出してますが、それ以外は比較的200前後でおさまっています。

横ばい状態の件はもう多少は上がると思いますが、それほど変わる数値ではないかと。

1月9日発令県のピーク時の10万人あたりの新規陽性者数

うーん、バラバラですね。

どう評価したものか。

1月21日発令県のピーク時の10万人あたりの新規陽性者数

データが多いので、なかなかそろわないのかな、と思いきや、

都市部とその他で、データが変わってくるものと思われる状況に思います。

また、平均で445ということで、

発令なし県と比べて、ずいぶん聖性者数がい多いな、という数値です。

1月27日発令県のピーク時の10万人あたりの新規陽性者数

もうデータの相関は求められないほどいろろなでーたになってしまってます。

また、どうみても

発令なしの件のピーク値が低い

という効果ありとは逆説的な評価になってしまいました。。

評価指標のグループ分けを考えてみる

とはいえ、発令都市は人口も多い都市になりますので、

そこは人口密度なり人の動きなりが多いため、というのもあります。

そこで、人口で分けたらどうなるか、という比較をします。

必然的に、東京や大阪などの大都市には発令なし県は入ってきません。

分け方として、県人口

~300万人 300~150万人 150万人~

の3グループに。

また、スペースを間に挟んで、左に発令なし県、右に発令あり県、としてプロットします。

そもそもろんですが、こうして分けると、

発令していない県というのは、宮城県を除いて県人口150万人以下、となります。

そうなると、やはり人口がおおければ、感染しやすくなるのでは、という単純な疑問も出てきます。

 

150万人以下の県で見ると、ピークアウトした県は数値が安定しているのにくらべ

発令のない県では滋賀県また、ピークを迎えてない奈良県の590を入れると、ずいぶんばらけるデータになります。

 

また150~300万人県言うと、宮城県の210(2/18記事作成時点ではピークアウトしてなさそうなかんじになっています)が

一つ小さい数値に見えるかもしれませんが、ここで突出している京都と沖縄を「都市人口密度」という指標を加えると、

どちらも300万人以上都市と同等になります。

この2県を除くと下記の通りになります。

非発令都市である宮城県が今後どうなるかわかりませんが、もしかしたら平均値の300くらいまでくるのかも、と。

 

こうなると、

宣言出しても出さなくても人口密度の問題じゃないの?

むしろ、宮城県を考えると、宣言出してる方が悪いんだけど、という話になりますが

ただ、

150万人以下の都市を見てみると、滋賀県、奈良県(590非ピークアウト)

のように突出して広がっているところもないので、

効果があるのかも、という気もします。

発令県ではまだピークアウトしていない県でも300程度の横ばいで推移しています。

 

また、大都市圏では発令なしの県は当然ありませんので、

それが広がるのか、どうなるのかは、正直比較しようがない、と言えます。

もう一つの指標として、感染拡大期間ですが、そちらはまた次の考察に譲ります。

今日はここまでです。

オミクロン株に対するまん延防止重点措置のピーク値とピークアウト県数から効果検証まとめ

ピークアウトしている県の割合は、まん延防止重点措置を発令したグループの方が高い

ピーク時の陽性者数では蔓延防止の有り無しでの平均値での差はない。宮城県のみでいえば宣下なしのほうが低い。

ピーク時の10万人当たりの陽性者数は人口、もしくは都市人口密度との相関が高い

県人口150万人以下の宣言なし県のピーク時陽性者数にばらつきがある。突出する県が2県(滋賀、奈良)ある。

まん延防止重点措置発令による陽性者数の増加傾向が落ちる県もある

大都市圏は比較する対象がない

 

上記のことから、まん延防止重点措置の効果がない、とはいえないが、

際立った効果も確認できない。